2011年6月4日20時50分
愛知県遊技業協同組合は、電力需要が高まる夏の節電のため、県内のパチンコ、パチスロ店に月2日以上、平日を休業とするように要請する文書を送った。
同組合によると、中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)が停止し、夏の電力不足が懸念されるため、5月末に中部電力と協議、組合として節電を打ち出すことにしたという。
7月から9月までの3カ月間、平日に月2日以上休業日を設定することを求めている。自動車業界が木、金曜の操業を休止することから、月〜水曜に休業することが望ましいとしている。組合加盟、非加盟を合わせ、県内の全720店舗に6月初めに要請したという。
同組合の森山定幸理事長は「電力需要のピークは平日午後1〜4時と中部電から説明を受けた。その時間を外し、夕方から開店するという考えもあるが、分かりやすく休業日を設定するように求めた」と話す。各店にはエアコンの設定温度の引き上げなど、店舗内の節電も呼びかけたという。