原発事故 土壌汚染 プルトニウム238、239、240検出

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051301000959.htmlより、
岩手の牧草、基準値超える 福島以北で初めて
2011年5月13日 20時27分

 岩手県は13日、滝沢村で11日に採取した牧草から、農林水産省が定めた暫定基準値を超える放射性セシウムを検出したと発表した。今年分の牧草は収穫されておらず、福島第1原発の事故後に収穫したものは乳牛や肥育牛に与えられていない。
 乳用牛が食べる牧草1キログラム当たりの放射性セシウムの暫定基準値は300ベクレルで、滝沢村では359ベクレルを検出した。
 県によると、福島県以北で牧草の放射性物質が基準値を超えたのは、岩手県が初めて。
 県は13日、滝沢村周辺の盛岡市など12市町村の畜産農家に対し、乳牛や肥育牛の放牧の見合わせや原発事故後に収穫した牧草を与えないよう指導した。期間は牧草の安全が確認されるまでとしている。
 久慈市ではセシウム55ベクレルと、ヨウ素1・78ベクレルが検出されたが、いずれも基準を下回った。(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051301000564.htmlより、
茨城の牧草また基準値超え 3市町で放射線セシウム
2011年5月13日 16時32分

 茨城県は13日、県内6市町で12日に採取された牧草のうち、常陸太田市など3市町で、農林水産省が定めた基準値を超える放射性セシウムを検出したと発表した。中央部の石岡市で9日に採取された牧草のセシウムが基準値を上回ったため、県が追加調査していた。
 乳用牛が食べる牧草1キログラム当たりの放射性物質の基準値は、セシウムが300ベクレル、ヨウ素が70ベクレル。
 県によると、北部の常陸太田市が860ベクレルと最も高く、南部の守谷市が560ベクレル、阿見町が340ベクレル。ヨウ素はいずれも検出されなかった。
 県畜産課によると、福島第1原発の事故後に刈り取った牧草は牛に与えないよう生産者に指導しており、影響はない。(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051201001226.htmlより、
福島の牧草、また基準値超 13地域「放牧は問題なし」
2011年5月13日 01時43分

 福島第1原発から約30〜80キロの福島県沿岸部と中央部の計13地域の牧草で、国が定めた乳用牛、肉用牛の飼料の基準値を最大で約15倍上回る放射性セシウムが検出されたことが分かった。県が12日深夜に公表した。
 県は、繁殖用の雌牛の放牧には問題のない水準としている。
 県によると、5月9日に刈り取った牧草を調べた結果、二本松市で最大4600ベクレルを検出した。県は原発事故後、刈り取られた牧草の使用や放牧を自粛していたが、今回の結果を受け、各市町村に繁殖用の雌牛の放牧が可能と通知する方針だ。
 今回の13地域は、県が先月調査した7市村を含んでいる。(共同)

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110513k0000m040098000c.htmlより、
福島第1原発:構内のグラウンドからプルトニウムを検出

 東京電力は12日、福島第1原発の構内にあるグラウンドから、毒性の強い放射性物質のプルトニウムを検出したと発表した。検出されたのは、プルトニウム238、同239、同240。東電はいずれも今回の事故によって放出された物質とみているが、土壌1キロあたりの濃度は同238の0.11ベクレルが最大だったため、過去の大気圏核実験で日本に降ったものと同等のレベルにとどまり、人体への影響はないと説明している。
 同239と同240の濃度は、土壌1キロあたり0.046ベクレルだった。東電によると、3月21日以降に週2回測定している値からの大きな変化はない。【久野華代】
毎日新聞 2011年5月12日 20時43分

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051201000514.htmlより、
原発周辺土壌から複数の核種検出 放射性物質の放出続く
2011年5月12日 13時43分

 文部科学省は12日、福島第1原発周辺の土壌に含まれる放射性物質を調査した結果、ヨウ素とセシウム以外に「ランタン140」や「テルル129m」など複数の核種を検出したと発表した。ランタン140の半減期は約2日と短く、放射性物質の大気中への放出が続いていることを裏付けた。
 文科省は、新たに検出された核種は、これまでに確認された半減期約30年のセシウム137などに比べ、半減期が短いと説明。「検出量もヨウ素やセシウムより少なく、人体に与える影響は比較的小さい」としている。
 ランタン140は、原発から23〜62キロの地点で10日に採取した土壌から、土1キログラム当たり24〜640ベクレル検出。テルル129mは、2〜62キロの地点で3日から10日にかけて採取した土壌から、同540〜18万ベクレル検出された。ヨウ素やセシウムと同様、原発の北西方向を中心に検出量が多い。(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051001000902.htmlより、
茨城の牧草でセシウム基準値超え 牛には与えず影響なし
2011年5月10日 18時58分

 茨城県は10日、県内で9日に採取した牧草から、農林水産省が定めた基準値を超える放射性セシウムを検出したと発表した。福島第1原発の事故後は牛に牧草を与えないよう生産者に指導しており、影響はないという。
 関東地方で牧草の放射性物質が基準値を超えたのは、栃木、群馬、埼玉、千葉に続き5県目。茨城県は、基準値を上回った石岡市周辺の20市町村の牧草を刈り取り、測定地点を増やした上で放射性物質の調査を続ける。
 乳用牛が食べる牧草1キログラム当たりの放射性物質の基準値は、セシウムが300ベクレル、ヨウ素が70ベクレル。
 茨城県によると、県北部の常陸大宮市、中央部の石岡市、南部・西部の境町の3カ所で検査。検出値は石岡市を最高にセシウム340〜99ベクレル、ヨウ素17〜11ベクレルだった。(共同)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011051000869より、
茨城の牧草で許容値超すセシウム=千葉は放牧自粛を解除

 茨城県は10日、県内3カ所で採取した牧草のうち石岡市内の牧草から暫定許容値(1キロ当たり300ベクレル)を超える340ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県は、東京電力福島第1原発事故以前に収穫した牧草のみ牛に与えるよう農家を指導しており「対応を継続する」としている。
 常陸大宮市と境町の牧草からは許容値を超える放射性セシウムは検出されなかった。また、千葉県は同日、国の指針に基づく検査の結果、検出された放射性物質が暫定許容値を下回ったとして南房総市など4市1町で牛の放牧と牧草の餌やり自粛を解除すると発表した。(2011/05/10-18:56)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110509/t10015782891000.htmlより、
“放射性ストロンチウム調べたい”
5月9日 21時37分

東京電力福島第一原子力発電所の敷地で、カルシウムと似た性質で、骨に蓄積するおそれのある放射性ストロンチウムが、事故の前のおよそ130倍の濃度で検出されたことについて、細野総理大臣補佐官は「過去のデータも含めて飛散の状況を調べたい」と述べ、調査を強化する必要があるという認識を示しました。
東京電力が福島第一原発の敷地で先月18日に採取した土を分析した結果、放射性のストロンチウム90が、事故の前に福島県で測定された値のおよそ130倍の濃度で検出されました。
これについて、政府と東京電力で作る統合対策本部の事務局長を務める細野総理大臣補佐官は、記者会見で、「放射性ストロンチウムは、骨に付着すると問題のある物質で、詳しい調査を行う必要がある。過去のデータも含めて、飛散の状況を調べたい」と述べ、調査を強化する必要があるという認識を示しました。
放射性のストロンチウムは、カルシウムと似た性質で、吸い込むと骨に蓄積し、がんを引き起こすおそれがあるとされ、原発から30キロ以上離れた場所で3月に採取した土と植物からも、ごく微量ながら検出されています。
ほかの放射性物質と見分けがつきにくく、調査に時間と人手がかかるため、これまで広い範囲での定期的な調査は行われてきませんでした。文部科学省では、今後、具体的な調査の時期や方法について検討することにしています。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2011050902100014.htmlより、
海にストロンチウム 福島第一周辺、土壌にも
2011年5月9日

 東京電力は八日夜、福島第一原発の敷地内の土壌や周辺の海水から、放射性物質ストロンチウム89、90を検出したと発表した。土壌二カ所から出たストロンチウム90は、冷戦時代の核実験で国内で観測された濃度の約百倍で、東電は「今回の原発事故で放出された」と話している。
 土壌からはこれまで文部科学省の調査で検出されているが、海水からは初めて。ストロンチウムはカルシウムと似た性質で骨に吸収されやすい。半減期は89は五十日程度と短いが、90は二十九年と長く、人体に取り込まれると深刻な内部被ばくが長期間にわたって続くことになる。東電は作業員にマスク着用など吸入防止措置を講じる。
 土壌は三カ所、海水は福島第一の南北の放水口付近と沖合十五キロ、福島第二の沖合十五キロの計四カ所から、いずれも四月十八日に採取した。土壌のストロンチウム90の濃度は乾いた土一キログラム当たり最大で五七〇ベクレルだった。
 海水は法令で定める濃度限度の最大で〇・二六倍。福島第一の原子炉建屋から大気中に放出された後に落下したか、海に流出した高濃度の放射能汚染水が拡散したとみられる。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011050701000372.htmlより、
土壌のセシウム最高値 福島県浪江町
2011年5月7日 12時55分

 文部科学省は7日、福島第1原発周辺の土壌に含まれる放射性物質の調査で、原発の北西24キロの福島県浪江町で6日に採取した土1キログラム当たり、セシウム134とセシウム137を合計で78万ベクレル検出したと発表した。原発の半径20キロ圏外の土壌調査では最高値となった。
 半減期約2年のセシウム134を35万ベクレル、半減期約30年のセシウム137を43万ベクレル検出。同地点で3月30日に採取した土壌と比較すると、半減期約8日のヨウ素131の検出値は10分の1以下で、文科省は「減少していくヨウ素より、セシウムが放射線の主な放出源となる」としている。(共同)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110506/k10015728711000.htmlより、
飯舘村長 土壌改良で支援要望
5月6日 17時54分

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、計画的避難区域に指定されている福島県飯舘村の菅野典雄村長が、鹿野農林水産大臣と会談し、放射性物質が含まれた農地の土壌改良に向けて国の支援を求めました。
福島県飯舘村の菅野村長は6日、農林水産省を訪ねて鹿野農林水産大臣と会談し、村の基幹産業である農業や畜産業の再生に向けて作成した復興計画を説明しました。
この計画では、土壌の放射性物質を吸収する性質が報告されているひまわりや菜種を生産することで農地を再生したいとしており、菅野村長は会談の中で「土壌の改良に向けて、具体的な方法や手順を詰めさせていただきたい」と述べ、国の支援を求めました。また菅野村長は、村の特産の和牛についても、できるかぎり村から遠くない場所に移動先を確保することを求めました。
これに対して、鹿野大臣は「貴重な提言を頂いた。避難した農家が将来村に帰って、もう一度農業や畜産業を営むことができるよう地元と一緒になって研究していきたい」と述べ、国としても農地の土壌改良に向けた検討などを急ぐ考えを示しました。
会談のあと、菅野村長は「鹿野大臣には前向きな話をしてもらえた。ひまわりなどを作付けすることで、訪れた人に明るい村だと思っていただくこともできるので、国の予算で土壌改良に向けた実験を進めてもらいたい」と話していました。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011050601000590.htmlより、
群馬県で牧草が基準値超える 放射性セシウム
2011年5月6日 16時50分

 群馬県は6日、県内で採取された牧草の一部から、農林水産省が定めた基準値を上回る放射性セシウムが検出されたと発表した。県は福島第1原発事故後に採取した牧草を牛に与えないよう生産者に指導しており、影響はないとしている。2週間ごとに調査を続ける。
 乳用牛が食べる牧草のセシウムの基準値は1キログラム当たり300ベクレル。
 県によると、基準値を超えたのは検査した6カ所のうち3カ所で、前橋市で750ベクレル、高崎市で530ベクレル、館林市で440ベクレルだった。放射性ヨウ素は前橋市など4カ所で検出されたが、いずれも基準値(同70ベクレル)以下だった。
 群馬県は原乳の放射性物質の検査を3月22日から5回、牛肉の検査を4月8日に1回実施したが、不検出もしくは基準値を下回っていた。(共同)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110506/k10015714681000.htmlより、
土の放射性物質除去 効果検証へ
5月6日 4時53分

農林水産省は、東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、コメの作付け制限の対象となっている地域で、土壌の放射性物質を吸収する性質が報告されている、ひまわりや菜種を試験的に栽培して、効果を検証することにしています。
福島第一原発の事故では、放射性物質が含まれた農地の土壌改良をどのように行っていくかが課題の一つとなっており、農林水産省は、先月、篠原農林水産副大臣がチェルノブイリ原発の周辺を視察するなどして、今後の対応についての検討を進めています。
この中で農林水産省は、チェルノブイリ原発の事故後、周辺の農地でひまわりや菜種を栽培したところ、土壌の放射性物質を吸収する性質があることが、ウクライナで報告されていることに着目し、効果を検証することにしたものです。具体的には、福島県内のコメの作付け制限の対象となっている地域で、まず、ひまわりを試験的に栽培し、放射性物質を吸収しやすいとされる茎などに土壌の放射性物質がどの程度移ったかを調べることにしています。
農林水産省は今月中にも試験栽培を開始したいとしており、効果が確認できれば、本格的な栽培を実施したいとしています。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011050200722より、
放射線基準を周知徹底=牧草で相次ぎ許容超え−鹿野農水相

 鹿野道彦農林水産相は2日夜の閣議後会見で、千葉や福島など4県の牧草の一部から、農水省が定めた暫定許容値を超える放射性物質が相次いで検出されたことについて、牛乳や牛肉など畜産物の安全性を確保するため「(許容値を超えた牧草を与えないよう)周知徹底していく」と強調した。
 同省は前月、牧草中の放射性物質の濃度の暫定許容値をまとめ、乳用牛用と肉用牛向けはセシウムが牧草1キログラム当たり300ベクレルを超える場合、餌として与えないよう求めた。各県の牧草調査の結果、これまでに両県の他、埼玉、栃木各県の一部から許容値を超えるセシウムが検出された。(2011/05/02-22:06)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011050200551より、
牧草から放射性物質=許容値超すセシウム、ヨウ素−埼玉・栃木両県

 埼玉県は2日、県内で採取した牧草から、最大で暫定許容値の1.4倍の放射性セシウムが検出されたと発表した。県は既に、牧草を牛に与えることを自粛するよう農家に要請している。
 暫定許容値を超えたのは、先月22日に採取した牧草のうち、同県熊谷市と東秩父村の2検体。乳用牛の飼料の場合、放射性セシウムの暫定許容値は1キロ当たり300ベクレルだが、熊谷市の牧草からは420ベクレル、東秩父村の牧草からは340ベクレルを検出した。
 また栃木県も同日、那須町と足利市で採取した牧草から暫定許容値を超える放射性物質が検出されたと発表した。那須町の牧草からは許容値の3倍を超える910ベクレルの放射性セシウム、足利市の牧草からは650ベクレルの放射性セシウムと暫定許容値(同70ベクレル)を超える90ベクレルの放射性ヨウ素が検出された。(2011/05/02-21:02)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011050201000871.htmlより、
栃木、埼玉の牧草から放射性物質 一部で農水省の基準値超
2011年5月2日 19時32分

 栃木県と埼玉県は2日、それぞれの県で採取した牧草の一部から、農林水産省が定めた基準値を超える放射性物質を検出したと発表した。乳用牛が食べる牧草の基準値は、放射性ヨウ素が1キログラム当たり70ベクレルでセシウムが同300ベクレル。
 栃木県と埼玉県は福島第1原発の事故後、牧草を餌にすることを自粛要請しており、影響はないとしている。
 栃木県によると、基準値を超えたのは足利市と那須町。足利市でヨウ素90ベクレル、セシウム650ベクレルを、那須町でセシウム910ベクレルを検出した。大田原市と高根沢町では、いずれも基準値を下回った。
 埼玉県によると、3カ所の牧草を検査。熊谷市でヨウ素90ベクレル、セシウム420ベクレルを、東秩父村でセシウム340ベクレルを検出した。鶴ケ島市はいずれも基準値を下回った。(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011042801001507.htmlより、
千葉の牧草から放射性物質 初めて基準値超え
2011年4月28日 21時30分

 千葉県は28日、県内2カ所の牧草から、それぞれ基準値を超える放射性ヨウ素と放射性セシウムを検出したと発表した。農林水産省によると、牧草から基準値を超える放射性物質が検出されたのは初めて。
 牧草の基準値はヨウ素が1キログラム当たり70ベクレルでセシウムが300ベクレル。県によると、市原市の施設の牧草からヨウ素230ベクレル、セシウム1110ベクレル、八街市の施設からヨウ素90ベクレル、セシウム350ベクレルが検出された。
 千葉県は3月下旬以降、県内の牧草を乳牛と肉牛に食べさせることを自粛している。原乳の2回の検査では、いずれも基準値を下回っている。(共同)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011042801193より、
牧草から放射性物質=許容値の3倍検出−千葉県

 千葉県は28日、農林水産省の通知を受けて県内3カ所で21日に採取した牧草を検査した結果、最大で暫定許容値の3倍を超える放射性物質が検出されたと発表した。県は既に牛の放牧や牧草を与えることを自粛するよう県内の農家に要請しており、引き続き徹底を図るとしている。
 県によると、市原市で採取した牧草から1キロ当たり230ベクレルの放射性ヨウ素131と、1110ベクレルの放射性セシウムを検出。八街市の牧草から90ベクレルの放射性ヨウ素と350ベクレルの放射性セシウムが検出された。南房総市では暫定許容値を下回った。(2011/04/28-21:24)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011042701001292.htmlより、
セシウム134も高濃度 土壌や雑草調査
2011年4月27日 22時28分

 文部科学省は27日、福島第1原発から半径20キロ圏外の放射性物質の調査で、土壌や雑草の一部から高濃度のセシウム134を検出したことを明らかにした。これまでのヨウ素131とセシウム137に加え、セシウム134を調査対象にした。
 セシウム134は、原発の西北西約30キロで3月30日に採取した土壌で1キログラム当たり28万2千ベクレル、北西約36キロで3月26日に採取した雑草で同281万ベクレルを検出した。4月25日に同じ地点で採取した土壌や雑草では大幅に下がった。
 セシウム134は半減期約2年。検出されたのは、半減期約30年のセシウム137と同程度の濃度。
 文科省は、4月25日に原発から約30〜60キロの海域で採取した海水について、いずれも放射性物質は不検出、もしくは法令の濃度限度を下回ったと発表した。(共同)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110426/k10015550291000.htmlより、
20キロ圏 放射性物質濃度を公表
4月26日 5時21分

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、文部科学省は、原発から半径20キロ圏内の空気と土壌に含まれる放射性物質の濃度を初めて公表し、2日に原発の西北西4キロの地点で採取した土から通常のおよそ3800倍の放射性セシウムが検出されたとしています。
文部科学省は福島第一原発の事故の影響を調べるため、原発から半径20キロ圏内の2か所で採取した土と12か所で採取した空気中のちりで放射性物質の濃度を測定し、その結果を初めて公表しました。
このうち、2日に原発の西北西およそ4キロの双葉町山田の地点で採取した土からは、放射線の量が半分になる期間がおよそ30年と長いセシウム137が1キログラム当たり、38万ベクレル検出されたとしています。
土に含まれる放射性物質を対象にした環境基準はありませんが、通常のおよそ3800倍に当たり、今回の事故のあと検出された放射性セシウムの濃度としては最も高くなっています。同じ場所の土からは、放射性のヨウ素131も1キログラム当たり、99万ベクレルと高い濃度で検出されたということです。
一方、18日に原発の北西およそ4キロの双葉町前田で採取した空気中のちりからは1立方メートル当たり、ヨウ素131が310ベクレルと、今月に入って最も高い濃度で検出されたということです。
文部科学省では、測定結果についての評価は原子力安全委員会が行うとしています。
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