地下タンク大手の玉田工業(金沢市、玉田善明社長)は5日、東京電力の福島第1原子力発電所で放射性物質の混入した汚染水をためる貯留タンクを関東工場(栃木県鹿沼市)から出荷する。6月末までに3万トン分の汚染水をためるタンクを量産する計画。さらに1万トン分の追加受注にも備える。
5月中に関東工場と九州工場(熊本県菊池市)で1基あたり100トンをためる貯水タンクを100基生産した。このうち九州工場で生産した20基を関東工場に集め、5日以降、段階的に現地に輸送する。
1基の大きさは直径3.20メートル、長さ14メートル。鋼材に繊維強化プラスチック(FRP)を吹き付けた製品で、防火貯水タンクとして電力各社に納入した実績がある。
関東工場では1基あたり120トンをためる170基の量産を始めている。現在、24時間体制で工場を稼働させている。同工場には本社の北陸工場(金沢市)から応援のため13人を派遣したほか、現地でも溶接工などを臨時に40人雇用した。
汚染水をためる貯水タンクとして日本消防設備安全センター(東京・港)が新設した「緊急対策用耐震性貯水槽」の試験を受けた。6月中旬にも同センターから認定を受ける予定という。
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