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県が荒茶の放射性物質検査拒否も、国に科学的根拠求める/神奈川

2011年6月4日

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 加工段階の荒茶に含まれるが暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレルを超えた場合、出荷を制限するとした政府の決定を受け、県は3日、国から基準値の科学的根拠が示されない限り、荒茶の検査を実施しない方針を明らかにした。

 7月には県内10市町で生茶葉の基準値を下回った一番茶の再出荷が控えており、県は国に具体的な説明を早急に求める考え。一方で、荒茶を検査せずに出荷することはできないため国が要請に応じない限り、再出荷に支障が出る恐れがある。

 黒岩祐治知事は「生葉と荒茶を同じ基準値にすることは規制強化に等しい。到底納得できない」とコメントした。

 荒茶は生茶葉に比べて放射性物質の濃度が増すため、県は「今の基準では県内16市町村のほとんどで出荷制限になる可能性がある」と説明。その上で
「国は早急、明確に合理的な荒茶の基準を示すべき。県として強く求めていく」としている。

 県は一部の生茶葉から放射性物質が検出されたことを受け、5月17日、国に科学的根拠に基づいた基準値を設けるよう要望していた。

 また、県茶業振興協議会長の湯川裕司山北町長も「飲む段階の基準値を設けるのとは違い、納得できない。強い憤りを感じる」と批判。一番茶の出荷についても「何とかここまで来たものの、クリアできるか不透明だ」との懸念を示した。同協議会は3日、足柄茶の信頼回復や生産継続に向けた措置を求める要望書を県に提出した。


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