白鵬らが被災地に到着

　東日本大震災の巡回慰問のため、放駒理事長や横綱白鵬や幕内力士ら総勢約２０人による相撲団が３日、盛岡市に到着した。４〜８日に宮城、福島県も合わせて計１０カ所を回る。

　４月に岩手県大槌町で行われた友綱部屋の炊き出しに参加し、大槌中の相撲部員と触れ合った大関魁皇は「あのときは避難所にいたけど、元気に生活してくれていたらいいですね」と再会が楽しみなよう。名古屋場所（７月１０日初日、中日新聞社共催）で千代の富士が持つ通算１０４５勝に挑むことについては「記録は意識しない。本場所再開だが５月の技量審査場所も一生懸命やった。いつでも相撲が取れるように準備をしたい」と気合を入れ直していた。また、白鵬は「１日２回、土俵入りがありますから頑張ってやりたい。しっかり働いて成功できればいい」と話した。　（岸本隆）