川島　チェフとの対決にワクワク

　７日に実現しそうな世界最高峰のＧＫチェフとの対決に、日本の守護神・川島は「素晴らしいＧＫがいるので楽しみです」と笑みを浮かべた。

　チェコのゴールマウスといえば０２年からペトル・チェフが守り続けている。現在、所属するチェルシーでもプレミアリーグの無失点記録を塗り替えるなどチェフは間違いなく世界最高峰のＧＫ。今オフに、イングランド・プレミアリーグのウェストブロミッチへの移籍話が浮上しており、川島にとってはこれからリーグで対戦するかもしれない選手の１人だ。

　「来季？　まあ、そういう意味じゃなくても楽しみです。チームとはまた違った楽しみですけど」。チェコ戦は世界的名手のプレーを貪欲（どんよく）に吸収する場でもある。６カ国語を堪能に操り、心理学まで勉強してプレーに生かしているチェフからはまだまだ吸収することが多い。

　システムの変更による混乱は、ＧＫの川島からも見えている。「時間がないのは仕方ない。日本の良さはチーム全体がプレッシャーかけてボールを奪いにいけること。それが人が余っている時もあって生かされていなかった。自分たちがオートマチックにやることが大事」と新システムを肯定的にとらえている。鉄壁の守りを誇るチェフから新システムがゴールを奪えば、川島のＧＫ対決の勝利も見えてくる。　（荒川敬則）