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【プロ野球】

巨人・東野、ようやく2勝目 開幕戦以来52日ぶり

2011年6月4日 紙面から

◆巨人4−2楽天

 やっと勝った。守護神のロメロが9回を逃げ切ると、巨人・東野の表情がようやく緩んだ。自身の連敗を5で止め、4月12日のヤクルトとの開幕戦以来、実に52日ぶりの勝ち名乗り。借金を1に戻し、内海、沢村と並ぶ3本柱が完成。6月反攻のスタートだ。

 「本当にうれしい。正直、すごくつらい思いで1カ月以上を過ごしていた。毎日しんどかったです」。チームは低迷。開幕投手でありながら足を引っ張ってしまっていた現実。「重い雰囲気にしてしまったのを自分でも感じてました」と責任を背負っていた。

 7失点で3敗目を喫した先月10日の横浜戦後、内海から食事に誘われた。「落ち込むのはその日だけにしろ。後輩もいるんだし、俺たちが引っ張らないといけない。次の日からは笑顔でグラウンドに来い」。苦しみを胸に封じ込める日々だった。

 何とかしたい。結果が欲しい。「今までやってきたことを変えて、リセットしたかった」。前回26日から登場曲を変え、今回はグラブを変えた。その思いが結実。初回の暴投による1失点で踏ん張った。リードを奪った6回で降板したのは原監督の親心。「彼に白星がついたことが良かった。(先発ローテの)中心で回ってもらわないといけない投手だからね」

 周囲のバックアップを受け、ようやく手にした2勝目。そのウイニングボールは一塁側スタンドに投げ入れた。「52日ぶりに勝てたのはうれしいですけど、まだまだ勝っていかないといけないので」。V奪回に欠かせない右の柱は恥ずかしそうに笑った。(井上学)

 

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