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【プロ野球】

日本ハム、5試合連続無失点勝利 昨年の中日に並ぶプロ野球タイ

2011年6月4日 紙面から

◆日本ハム9−0ヤクルト

 日本ハムは先発・ケッペルから計3投手のリレーで5試合連続の完封勝ちを飾り、昨年7月に中日がつくったプロ野球記録に並んだ。パ・リーグ記録を更新中の連続無失点イニングも50に到達。4日のヤクルト戦(神宮)では、6試合連続完封と、1942年に阪神が記録した52イニング連続無失点の2つのプロ野球新記録に挑む。

 8点リードで迎えた8回。ベンチからケッペル降板を告げる電話が鳴ると、ブルペン担当の芝草投手コーチは救援陣に「頼むよ」とハッパを掛けたという。「ずっとゼロで行っている。狙っているわけじゃないけど、記録もかかっていましたからね」。このゲキにリリーフ陣もしっかりと応えた。8回を3者凡退に抑えた谷元は「記録は気にしていないけど結果的にゼロで良かった」。9回を締めた石井も「すごくプレッシャーがかかっていた。1球1球集中した結果。でも怖かった」と充実感を漂わせた。

 チーム防御率12球団ナンバーワンの強力投手陣は5月26日の中日戦(ナゴヤドーム)の5回に失点して以来、ズラリと50個のゼロを並べた。5試合連続完封勝利のうち、1人の投手が投げきったのは1日の阪神戦(札幌ドーム)のダルビッシュだけ。驚異的なゼロ行進の裏には、充実の先発陣と質量ともに豊富なリリーフ陣の絶妙なバランスがある。この日も先発ケッペルが7回まで零封し、自分の役割をきっちりと果たしてバトンタッチ。歯車がガッチリとかみ合った。

 次戦は連続無失点イニングと連続試合完封勝利の2つのプロ野球記録がかかる。梨田監督は「あまりピンと来ない。勝つことが目的なんで意識させないように」と平静を装ったが、盤石の投手陣が球史を塗り替える瞬間は、すぐそこまで来ている。(臼杵秀之)

 ▽日本ハム・吉井投手コーチ(5試合連続無失点について)「みんな体調を整えてやってくれている。投手コーチは何もしてへんよ。ベビーシッターのように機嫌良くやってもらっているだけ」

 

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