第四回 6月2日(木) 鈴木亜美 × アパレル業界
※6月2日(木)放送の第四回「鈴木亜美 × アパレル業界」、
6月10日(金)に予定している再放送は、放送時間が未定です。決まり次第お知らせいたします。
「NHKオンデマンド」で配信予定。(6月3日午後6時〜6月16日まで)
16歳で「アミ-ゴ」旋風を巻き起こした、ア-ティスト鈴木亜美が抱いていたもう一つの夢は、ファッション業界で働くこと。鈴木は今回、国内最大手のカジュアル衣料メ-カ-に入社する。鈴木を待ち受けていたのは、企業の壮大な世界戦略。
入社初日に突然言い渡されたのは、アフリカ・ザンビアへの出張だった。リサイクル衣料を現地に届けると同時に課されたのは、アフリカの市場開拓調査だった。世界進出を推し進める柳井正社長への企画プレゼン、アフリカで出会った過酷な現実・・・。華やかなイメ-ジを覆すファッション業界での7日間の奮闘は、鈴木を成長させたのか?同世代の女性社員とともにアフリカの大地を駆け抜けた日々を追う。
ゲスト:テリー伊藤、加賀美セイラ、宋文洲、松下久美、大笘直樹
鈴木亜美さんがザンビア出張後、報告書を作成しました。
「ザンビア出張レポート」はこちら [ ※NHKサイトを離れます ]
鈴木亜美
終わりましたね。ザンビアに行って帰ってきてしばらくしてから、日本で地震が起こったじゃないですか。遠くの国であったこと-洋服が足りない、服が足りないとか、住むところが大変とか-それが自分の国で起こったことに、ショックを受けました。
今後、落ち着いたら被災地に行きたいと思います。やっぱり、直接コミュニケーションをとって、現地の声を聞くということを今回学んできたので。今は元気を届けることが一番優先だと思うので、私に出来る元気をあげられる方法をちゃんと考えて動かないといけませんね。これはずっと続いていくことなので。みんなで協力し合ってやっていきたいですね。
テリー伊藤
やっぱり、芸能人はいつも気を遣ってもらってインタビュ-とか受けている立場なのでそれを普段やっていない仕事で、しかも自分から相手の話を聞いて、今度は相手の心を探り出すというのは、難しいと思う。
でも、それをやることによって鈴木さんもア-ティストとして成長してゆくと思います。
この番組に出演したことは彼女にとってよかったと思うし、僕自身もファッションが経済状態によってこんなに考え方も違うんだなって感じましたね。
加賀美セイラ
亜美が帰国してから会ってしゃべったら、ザンビアのシリアスな状況にホント落ちこんでいてどうなるか心配していたんです。でも楽しくできたみたいで良かったです。というか、いい提案ができて本当に良かった!
亜美にいい顔が戻ってきたので、いい経験したんだと思います。
私だったらどうしたでしょうね?同じようにやるんじゃないかな。子どもと遊んでる感じでお母さんとしゃべったりとか・・・。ボディーコミュニケーション、ボディーランゲージ、歌や踊りでも伝えてみたいです。
宋文洲(経済評論家)
CSRがこうやって具体的な形で具体的な国で具体的な現場で具体的なテーマで1つの形にできたっていうのは珍しいですね。CSRというと、宣伝みたいな会社が多いんですよ。でも、ここは本格的に商品を作って、はっきりいってあんまり儲からないような商品ですよね。それをあえて企画して作っているところに、この会社の本気度が伝わってきました。また、鈴木さんはビジネスとは全然無縁の人じゃないですか。どっちかというと、そういう現場に似合わないイメージですし、このギャップがいいよね。
松下久美(ファッションジャーナリスト)
CSRという企業としての体質や文化が伝わって良かったと思います。
今の若い人って何をしていいかわからない、何か社会貢献したいという思いがあってもなかなかそれができないっていう方々が多いと思うんです。とかくおとなしいって言われがちですけれども、結構熱いものをもっていて、それを引き出してあげるチャンスがあれば、これから日本を背負ってくれる人材になるのかなと思いました。だから亜美さんのように、与えられた仕事の中からやりがいを見出す姿を見て、またがんばりたいなという方々が出てきたらいいなと思います。
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