松山市の野志市長はきょう前の中村市長が就任した99年から3期12年間助役・副市長を務めた稲葉輝二副市長を再任する人事案を発表しました。
松山市の野志市長はきょう議会に対し、前の中村市長が就任した99年から3期12年間助役・副市長を務め、今月18日で任期満了となる稲葉副市長について、4期目も再任したいとして6月議会初日に同意議案を提案する考えを伝えました。
稲葉副市長は今年で75歳を迎えることもあり、議会の反応も様々です。
与党的立場を取る松山維新の会では、「賛成の方向で意見を集約中」と話していますが、一部からは「野志カラーを出したほうがいい」という意見も出ているということです。
一方、別の会派の議員からは、「後進に道を譲るべきで健康不安もある」と4期連続となる人事案を疑問視する声も上がっています。
松山市歴代の助役・副市長の任期は、1900年に就任した助役の20年が最長で、次いで1951年に就任した助役の通算16年となっていて、仮に稲葉副市長の再任が同意されれば、これに並ぶことになります。