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'11/6/4

損壊の西平和大橋やっと修復


 乗用車の単独事故で4カ月間壊れたままになっていた、広島市中区の西平和大橋の欄干の一部が3日、取り換えられた。彫刻家イサム・ノグチの設計で、被爆地の復興を象徴する橋。市によると、表面の補修などはしてきたが、構造体の交換は1952年の完成以来初めてという。

 平和記念公園の南西の橋上でこの日、作業員5人が、上流側に2本ある欄干(直径約15センチ)のうち上部中央の破損個所を含む約3・5メートルを切断。特注の鉄筋入りコンクリート製欄干をはめ込み、ボルトと樹脂で固定した。

 歴史的な趣を損なわないよう、2日間かけて表面をセメントモルタルで覆うなどして質感や色を整える。8日までに終える。

【写真説明】上部の破損個所を新たな欄干と交換し、修復を進める作業員




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