福島第1原発:敷地内2カ所からプルトニウム検出

2011年4月6日 22時16分 更新:4月7日 2時27分

福島第1原発=2011年4月6日、本社ヘリから長谷川直亮撮影(30キロ以上離れて撮影)
福島第1原発=2011年4月6日、本社ヘリから長谷川直亮撮影(30キロ以上離れて撮影)

 経済産業省原子力安全・保安院は6日、東京電力福島第1原発2号機の取水口近くのピット(立て坑)付近で5日午前に採取した海水から、法定限度の28万倍の放射性ヨウ素131を検出したと発表した。3日前に比べて約20分の1に減少した。また、同原発敷地内の計2カ所で3月25日と28日に採取した土壌から、毒性の強い放射性物質のプルトニウム238、同239、同240を検出したことも明らかにした。

 保安院によると、海水から検出されたヨウ素131の濃度は、1立方センチ当たり1万1000ベクレル。また、検出されたプルトニウムのうち、プルトニウム238の濃度が土壌1キロ当たり0.26ベクレルで最大だった。過去に繰り返された大気圏での核実験の際、日本に降ったものと同等のレベルで、人体への影響はないとしている。【河内敏康、関東晋慈】

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