2011年4月6日 20時32分 更新:4月7日 2時28分
東京電力は6日、地域ごとに順番に電気を止める計画停電について、10日まで実施しないと発表した。東電の終日見送りは10日までで13日連続。また午前中停電したグループが午後、もう1回対象となる「2巡目停電」も今後、取りやめる。
気温上昇で暖房需要が減っているのに加え、節電効果で7~10日の需要は3150万~3350万キロワットに抑えられる見通し。これに対し、火力発電所の復旧などで3950万~4050万キロワットの供給力を確保できるようになったという。10日が統一地方選前半戦の投開票日に当たることにも配慮した。
11日以降については「新学期が本格的に始まることに伴う需要や気温の推移を見極めて決める」としている。東電は計画停電を4月末にいったん打ち切る方針を固めている。【新宮達】