福島第1原発:汚染水放出 全漁連が東電に抗議文提出

2011年4月6日 12時25分

 全国漁業協同組合連合会(全漁連)は6日、東京電力が福島第1原発から放射性物質を含む汚染水を海に放出したことに対し、「直接、間接を問わず関係者が被るすべての被害に対する補償は、国と東京電力の責任で実施することを直ちに明らかにすることを求める」とする抗議文を東京電力に提出した。

 全漁連の服部郁弘会長ら幹部が同日、東京都内の東電本店に赴いた。対応した東電の勝俣恒久会長は「大変ご迷惑をかけたことについて心からおわび申し上げたい」と謝罪した。抗議文では「漁業関係者に何の相談もなく大量放水することを決定し実行するという暴挙に出た。無責任な対応に計り知れない強い怒りを抱いている」と政府と東電を批判した。【宮崎泰宏】

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