2011年4月6日 12時18分
経済産業省原子力安全・保安院は6日、東京電力福島第1原発で廃棄物処理を行う「集中環境施設」にたまった低レベルの放射能汚染水を同日午前6時半までに1万トン弱を海中に放出したことを明らかにした。同日中に残りを放出する計画という。その後、2号機のタービン建屋内にたまっている高濃度の汚染水を移送するため、ひび割れなど漏えいがないように確認作業や工事を進める。
保安院の西山英彦審議官は「工事は、高濃度の汚染水を入れることを踏まえ、相当念入りに進めなければならない」と語った。【関東晋慈、藤野基文】