東日本大震災:命の堤防…「仙台東部道路」が被害拡大防ぐ

2011年4月5日 21時8分 更新:4月5日 21時12分

津波の被害を防いだ仙台東部道路。下が津波の被害を受けた地域、上が被害が少なかった地域=宮城県名取市で2011年4月5日午後2時19分、本社ヘリから長谷川直亮撮影
津波の被害を防いだ仙台東部道路。下が津波の被害を受けた地域、上が被害が少なかった地域=宮城県名取市で2011年4月5日午後2時19分、本社ヘリから長谷川直亮撮影

 東日本大震災の大津波が直撃した仙台市沿岸部では南北に走る有料道路「仙台東部道路」が、堤防の役割を果たし被害の拡大を防いだとみられる。NEXCO東日本によると、同道路は土盛りで造られ、高さは5.6~10.6メートル。発生時は道路下の側道に車を乗り捨て、のり面をよじ登り一命を取り留めた人らは、仙台若林ジャンクション(仙台市若林区)-名取インターチェンジ(宮城県名取市)間で約230人いたとみられる。同道路は3月30日午後2時、応急復旧工事の終了に伴い全線で一般車両の通行止めが解除された。【須藤唯哉】

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