NHK宮崎県のニュース　宮崎放送局

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‘危険運転致死罪’で起訴

ことし２月、延岡市で乗用車と軽トラックが正面衝突し軽トラックを運転していた女性が死亡した事故で、宮崎地方検察庁延岡支部は、乗用車を運転していて酒気帯び運転の罪で起訴された２２歳の男を、３日、危険運転致死の罪で起訴し直しました。
危険運転致死の罪で改めて起訴されたのは延岡市大貫町の元大学生、田中輔被告（２２）です。
起訴状によりますと田中被告は、ことし２月、延岡市本小路の市道で酒を飲んで乗用車を運転し、法定速度の３倍近い１００キロを超えるスピードで反対車線にはみ出し、前から走ってきた軽トラックと正面衝突して運転していた会社員の志水礼子さん（５４）を死亡させた罪に問われています。
田中被告は酒気帯び運転の罪ですでに起訴されていましたが、宮崎地方検察庁延岡支部は最高刑が懲役７年の自動車運転過失致死罪か、最高刑が懲役２０年の危険運転致死罪の適用を視野に捜査を続けていました。
宮崎地検の児玉陽介次席検事は、「捜査の結果、事故当時、被告は酒に酔って正常な運転ができない状態で、さらにスピードも出しており、危険運転の要素を満たしていると判断した」としています。志水さんの遺族は、「過失で済まされることには納得がいかなかったので、ホッとしています。被告に裁判でキチンと自分のしたことを理解してほしい」と話しています。

06月03日　18時09分

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