3日午後4時ごろ、和歌山県有田川町の扇谷池に小学3年の男児(8)が転落したが、近所の主婦がとっさの判断で投げ入れた空のペットボトルが浮袋の代わりとなり、約5分後に自力で岸に上がることができた。けがはなかった。
和歌山県警湯浅署によると、男児は他の小学生3人と池のほとりで遊んでいて転落。すぐ近くに住む主婦が騒ぎに気付き、自宅にあった空のペットボトル(2リットル)を3本投げ入れた。
男児は岸から約3メートル離れた水深2〜3メートルの地点でおぼれていたが、3本のうち1本にしがみつき、岸にたどりついた。
池は直径約100メートルで、男児が転落したところだけ柵はなかった。(共同通信)