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'11/6/3

予約重複しサンフレ会場変更


 サッカーJ1サンフレッチェ広島が、8月13日の名古屋グランパス戦を本拠地の広島ビッグアーチ(広島市安佐南区)ではなく、コカ・ウエスト広島スタジアム(西区)で開催する準備を進めている。ビッグアーチの利用に先約が入り、使えないため。広島スタジアムは収容人数でJ1のリーグ戦の開催要件を満たしておらず、仮設スタンドをつくる異例の措置を取る。

 ビッグアーチの収容人数5万人に対し、広島スタジアムは1万5千人。座席は約7千席で、残りは芝生スペースでの観戦となる。Jリーグは座席1万5千人分の確保を開催要件としており、サンフレは仮設スタンドで可能な限り補うなどの対応策をJリーグに提案している。承認されれば本格準備に入る。

 市の施設であるビッグアーチは指定管理者の市スポーツ協会が利用受け付けや許可など運営に当たっている。協会は昨年9月に本年度の利用希望調査を実施。地元プロモーターが8月20日のコンサート開催と準備、撤収のため同11〜23日の利用を申請、会場を押さえた。その後、ビッグアーチでの試合を望むサンフレと協会、プロモーターの3者が8月13日の名古屋戦開催の可能性を協議したが、折り合えなかった。

【写真説明】サンフレが名古屋戦の開催準備を進めているコカ・ウエスト広島スタジアム(中央)




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