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不信任案否決:小沢系政務三役4人の留任を決定…菅首相

 菅直人首相は3日、内閣不信任決議案に同調するとして辞表を提出した5人の政務三役のうち、2日の採決で反対票を投じた鈴木克昌総務、三井辨雄(わきお)国土交通、東祥三内閣府の3副大臣と、樋高剛環境政務官の4人の留任を決めた。首相が3日午前、4人を相次いで首相官邸に呼び、辞表を返却して慰留。4人はこれを受け入れた。

 鈴木氏は留任について、官邸で記者団に「一夜明けて、初心に帰って頑張りたい。状況が一変したということだ」と説明した。

 ほかに辞表を提出している内山晃総務政務官は、採決を欠席して民主党の処分対象となっているため、首相は処分決定まで判断を見送る考え。首相は2日夜の会見で「党の一定のけじめが出た場合、それも参考にして今後の対応を判断したい」と述べていた。【光田宗義】

毎日新聞 2011年6月3日 11時49分

 

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