山陽マルナカに課徴金2億円 公取委方針、地位乱用で初商品納入業者に、代金の不当減額や従業員の派遣を強要したとして、公正取引委員会は独禁法違反(優越的地位の乱用)で岡山市のスーパー「山陽マルナカ」に2億円余りの課徴金納付と排除措置を命じる方針を固め、同社に事前通知したことが2日、分かった。 優越的地位の乱用は、昨年1月施行の改正独禁法で課徴金の対象とされた。実際に命令が出るのは今回が初めて。 山陽マルナカは2007年から、食品や衣料品、日用雑貨の卸業者やメーカーへの支払いを、店頭での値引き販売を理由に不当に減額。新規開店やセールの際には商品陳列などに当たらせるため、無償で従業員を派遣させていた。 【共同通信】
|