NHK京都府のニュース　京都放送局

• 
• 

速度違反もみ消しで書類送検

帰宅途中にスピード違反をした先輩の警察官を検挙しなかったとして、警察官２人が、犯人隠避の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、東山警察署交通課に所属していた４７歳の男の警部補と、４１歳の男の巡査長の２人です。
京都府警察本部によりますと、２人は、去年９月２４日の夕方、バイクで帰宅途中にスピード違反をした東山警察署に所属していた５４歳の男の巡査部長を検挙しなかったとして、犯人隠避の疑いが持たれています。
調べに対して、２人は容疑を認めたうえで、現場の責任者だった４７歳の警部補は「スピード違反をしていたのは同じ課の先輩だった。当時は秋の全国交通安全運動の期間中で、反則切符を切るのをためらってしまった」と話しているということです。
警察は、２人の書類を、２日、京都地方検察庁に送ったうえで▼４７歳の警部補に停職３か月▼４１歳の巡査長に３か月減給１０％、さらに▼スピード違反をした５４歳の巡査部長に停職１か月の処分を決めました。
京都府警察本部の松本明弘首席監察官は「警察官としてあるまじき行為で府民に深くお詫びする。今後、職員に対する指導をさらに徹底し、再発防止に努めたい」と話しています。

06月03日　09時41分

•