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プリツカー賞の日本人建築家デュオ、パリの象徴的建築を改修へ

  • 2010年04月02日 18:03 発信地:パリ/フランス
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仏パリを象徴する建築、老舗百貨店サマリテーヌ(Samaritaine)の店舗だった建物と手前に並ぶアンリ4世(Henri IV)像(2010年2月16日撮影)。(c)AFP/LOIC VENANCE

【4月2日 AFP】建築界のノーベル賞といわれる米プリツカー建築賞(Pritzker Architectural Prize)の受賞が先日決まった日本人建築家、妹島和世(Kazuyo Sejima)氏と西沢立衛(Ryue Nishizawa)氏の共同の設計事務所「SANAA(サナア)」が、仏パリ(Paris)の象徴的建築でありながら老朽化などで閉店した老舗百貨店サマリテーヌ(Samaritaine)の改修計画を手がけることになった。

 同ビルを所有する仏ラグジュアリー・グループ「LVMH」が2日発表した。パリ中心部、セーヌ川の河畔に建つアールデコ様式の建物は、ブティックやフラット型集合住宅、オフィスやホテルなどが入る複合ビルに変身する予定という。年末までに改修計画をSANAAが提示する。

 1869年開店したサマリテーヌは「どんなものでもすべて見つかる」とパリジャンたちの評判を集め、一時はパリ最大の売り場面積を誇った。しかし、20年ほど前から売り上げは激減。2005年、電気系統の老朽化や排煙設備の異常、引火性の高い床材が使用されていたことなどが発覚、閉店に追い込まれた。(c)AFP

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