2011年 6月 2日
高松上海便の第一便が到着
高松と上海を結ぶ中国の格安航空会社春秋航空のチャーター便の第1便が2日、高松空港に到着しました。午前11時40分、上海からのチャーター便が高松空港に到着。春秋航空の王会長をはじめとする視察団と中国人観光客、合わせて180人が降り立ち、浜田知事らが出迎えました。また、高松空港の新しい春秋航空の出発カウンターでは朝から搭乗手続きをするツアー客の列ができ午後0時40分、上海に向け、出発しました。格安チケットで知名度を上げた春秋航空は高松便でも片道3000円の格安料金を設定し、3月27日に就航予定でした。しかし、震災と原発事故を受けて中国政府が団体観光客に、日本への渡航自粛を勧告したため、就航は延期。日本旅行復活の機運を高めるため来月15日の正式就航に先立ち、今回、旅行客らを集めチャーター便を運航しました。到着した中国人観光客ら一行は総本山善通寺などを観光しました。視察団は5日まで香川県内に滞在し、観光客は大阪に向かう予定です。

療養所の将来構想を提出
瀬戸内市の国立ハンセン病療養所長島愛生園と邑久光明園の将来構想が岡山県の石井知事に提出されました。これは「ハンセン病療養所の将来構想をすすめる会・岡山」が提出したものです。会長を務める武久顕也瀬戸内市長や長島愛生園と邑久光明園の自治会長らが石井知事に将来構想を手渡し協力を要請しました。構想では愛生園をハンセン病問題の啓発を図る人権学習の場として整備する他、光明園は医療機能の充実を図り、地域に開放することなどが盛り込まれています。現在入所者の平均年齢は82歳を超えておりすすめる会では今後国などへの陳情を行ない、構想の早期実現を働きかけることにしています。

認定看護師養成へ初の開講式
特定の分野で高い技術が認められた看護師に与えられる認定看護師の資格が岡山県内の大学で取得できることになり、初めての開講式が行われました。認定看護師は特定の分野において熟練した看護技術があると認められた看護師で、資格の取得には5年以上の実務経験と一定期間の研修が必要です。今年度から岡山県内では初めて糖尿病看護と皮膚・排泄ケアについての研修が岡山県立大学と山陽学園大学で受講できることになりました。現在、岡山県には103人の認定看護師がいますが、県内で研修が可能となったことで専門知識を持った看護師の増加が期待されます。受講した50人は8カ月から9カ月間の研修を受け、資格の取得を目指します。

節電で注目“緑のカーテン”
東日本大震災を受け節電への意識が高まる中植物を育てて日よけにする緑のカーテンの取り組みが広がっています。岡山市の備前県民局でもゴーヤの苗の植え付けが行われました。職員がゴーヤの苗をプランターに植え、1階の南面に並べていきました。緑のカーテンはゴーヤやアサガオなどを育てカーテンのように直射日光を遮るものです。葉から水分を発散する「蒸散作用」により、温度を下げる効果も期待されていて、来月中旬には植えられた120株のゴーヤが窓を覆うということです。備前県民局ではゴーヤの種の無料配布も行っていて1人でも多くの人に節電への意識を高めてもらえればと話していました。

瀬戸内市産マンゴー初入荷
瀬戸内市で収穫されたマンゴーが岡山市のデパートに初入荷しました。初入荷したマンゴーは400グラムから630グラムまでの11玉で1箱、1万500円から2万1000円で販売されています。瀬戸内市のマンゴーは2007年から試験栽培が始まり、去年から一般向けに販売が始まりました。安定した気候と飲料水としても使えるよう加工した吉井川の水で栽培され、繊維質の少ないなめらかな味わいが特徴で、岡山の新たな特産として注目されています。出荷のピークは7月から8月にかけてで、価格も半額程度に落ち着くということです。