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　ソフトバンクの杉内俊哉投手（３０）が２日、阪神戦２試合連続完封勝ちへ意欲を見せた。４日に中６日で先発することが濃厚。敵地・甲子園での一戦を前に静かに闘志を燃やした。

　引き分けを挟んで１０連勝と絶好調のチームの流れに乗り遅れるわけにはいかない。鷹のエース・杉内は甲子園での登板に「頑張ります」。阪神戦連続完封については「またイチからですよ」と自らに言い聞かせるように話した。

　前回の阪神戦（５月２１日・ヤフー）では４安打８奪三振で完封勝ち。球団タイ記録で４０年ぶり４度目となるチーム３試合連続完封勝利の立役者となった。「先発の完封が続いたから、当然意識した」と責任を感じながらも、最高の結果を残した。

　今回は、その時スタメンに名を連ねていなかった鳥谷、平野らがケガから復帰。金本、ブラゼルら主軸も先発出場する可能性がある。ビッグネームが続く打線との激突に「楽しみ」と心待ちにしている様子だ。

　この日はヤフードームでの全体練習に参加、ランニング、投球練習などを行い決戦の地・関西に移動した。ソフトバンクが甲子園で連勝すれば１２連勝となり、０７年・日本ハムの交流戦最多連勝に並ぶ。大記録がかかる可能性もある大一番だ。

　杉内は交流戦４勝１敗と虎をカモにしているが、甲子園では１勝１敗の五分。無敵の鷹を証明するため、杉内が０５年以来、６年ぶり“聖地星”を目指す。