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社会

歩道橋、砂浜陥没事故追悼コンサート 今年で最後 

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 2001年に明石市内で起きた歩道橋事故と大蔵海岸砂浜陥没事故で犠牲になった計12人を追悼する「レクイエムコンサート」を毎年7月に開催してきた実行委員会は2日、10回目となる今年の開催をもって終了すると発表した。

 コンサートは事故の記憶を風化させず、再発防止を訴えようと、市民グループが実行委を組織し、歩道橋事故から丸1年の02年7月から毎年、明石市内などで開催してきた。内容は鎮魂歌の合唱などで、事故遺族も会場を訪れていた。

 最後となる今年は、7月24日に神戸学院大学メモリアルホール(神戸市西区伊川谷町有瀬)で開催予定。実行委は「当初から『10年』を区切りとする予定だった。コンサートのために結成した合唱団の活動は続ける」としている。

 毎年、コンサートに足を運んできた歩道橋事故遺族の下村誠治さん(52)は「10年も継続していただいたことに感謝でいっぱい。市民の皆さんの後押しがあって、遺族は孤立せずにやってこられた」と話している。

 コンサートは午後3時開演。入場無料。実行委TEL090・6752・9204

(森本尚樹、中島摩子)

【特集】明石歩道橋事故

(2011/06/03 06:35)

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