福山龍馬を後押し　児玉さんに感謝　「ギャラクシー賞」贈賞式

　日本の放送文化に貢献した優秀な番組・個人・団体に贈られる「第４８回ギャラクシー賞」（放送批評懇談会主催）の贈賞式が２日、東京都目黒区のウェスティンホテル東京で開かれ、テレビ部門の個人賞を受賞した俳優で歌手の福山雅治（４２）が出席した＝写真（稲岡悟撮影）。

　昨年のＮＨＫ大河ドラマ「龍馬伝」での熱演などが評価された福山は、司会者から「受賞の喜びを誰に伝えたい？」と問われると、先月１６日に胃がんのため７７歳で死去した俳優の児玉清さんの名前を挙げた。児玉さんは、福山が演じた坂本龍馬の父・八平役で龍馬伝にも出演していた。

　「龍馬伝のオファーを受けて、しばらく決断できずに悩んでいたとき、最後の最後に『（龍馬役は）君しかいないと思う』と背中を押してくれたのが児玉さんでした」。福山は少しだけ瞳を潤ませながら語った。

　なお、テレビ部門の大賞は秋田放送の「夢は刈られて　大潟村・モデル農村の４０年」に決まった。