東京中日スポーツ 55周年企画
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【大相撲】名古屋場所開催を正式決定2011年6月3日 紙面から 日本相撲協会は2日に東京・両国国技館で臨時理事会を開き、名古屋場所(7月10日初日・愛知県体育館、中日新聞社共催)の通常開催を正式決定した。2月2日に発覚した八百長問題を受け、3月の春場所を中止、5月も一般に無料公開する形で本場所ではない技量審査場所を実施しており、1月の初場所以来、半年ぶりの本場所再開になる。放駒理事長(元大関魁傑)は「通常開催できることになり、何はともあれホッとしている」と話した。優勝、三賞はもちろん、副賞などの外部表彰も復活。懸賞などもかけられる。 臨時理事会で名古屋場所の通常開催が決定。その後に開かれた会見に臨んだ放駒理事長は、晴れ晴れとした表情をしていた。 「全容解明、処分、再発防止策の3点セットがそろった。理事会で通常開催を決定しました。先ほど高木文科相に報告しました」 2月に発覚した八百長問題。すぐに特別調査委員会を発足させ、真相解明に乗り出した。3月の春場所は中止。5月も本場所ではなく技量審査場所として実施された。 初場所以来、半年ぶりとなる通常開催。5月技量審査場所は優勝・三賞の協会表彰のみだったが、名古屋場所では「すべて通常でやりたいと思っております」(放駒理事長)という。外部表彰や懸賞なども復活する。これから外部表彰の企業等へのあいさつまわりを開始していく。 昨年は野球賭博問題でNHKの生中継を取りやめ、外部表彰も辞退していた名古屋場所。放駒理事長は「故意による無気力相撲で3月、5月と休まざるを得なかった。そして名古屋場所ですが、昨年ああいう形で名古屋のファンも心配していたでしょうから、通常開催できることは主催者として安堵(あんど)しています。ファンの人にも安心して、喜んでもらえると思う」と語った。村山副理事長もこう言葉を添えた。「今場所は復活、新生の場所になるわけで、古い皮をいくつか破り、新しい姿になった」。生まれ変わった相撲界の第一歩が名古屋から始まる。 PR情報
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