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【サッカー】

長友 本田と熱血会談 「オレたちが引っ張っていく」

2011年6月3日 紙面から

ランニングしながら話し込む長友(右)と本田=新潟市内で

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 国際親善試合のキリンカップ第1戦でペルー代表と0−0で引き分けた日本代表は2日、新潟市陸上競技場で約1時間半の練習後、第2戦のチェコ戦(7日・日産ス)に向け横浜市へ移動した。DF長友佑都(インテルミラノ)は強烈なけん引役となるべく、同僚の本田圭佑(CSKAモスクワ)と熱血会談したことを明かし、「おれたちが引っ張っていく」と気を吐いた。

 不完全燃焼に終わったペルー戦から一夜が明け、MF長友がMF本田と「日本サッカーの将来」について話し合っていた。

 「本田と今後の代表チームのことについて話した。個人としてレベルアップするにはどうするか。ペルーは確かにいいチームだったと思うが、ペルーくらいのチームに余裕で勝てる実力をつけないと上には勝てない。一人一人がレベルを上げてもっと堂々と戦えるようにならないと」

 ペルー戦のスタメンは長友、本田、DF内田ら前日合流の欧州組を温存して戦った。後半から本田、長友が交代でチームに入るとそれだけで試合会場のビッグスワンの空気は盛り上がった。世界のトップクラブであるインテルの一員としてイタリア杯を制した自信はプレーに満ちあふれていた。

 かつて中田英氏がイタリアに渡った後、小野(清水)、中村俊(横浜M)、稲本(川崎)らが次々と続いた。海外に渡ることが難しかった世代から今や外国でのプレーは珍しくもなくなり、長友、本田、内田は所属リーグでタイトルを手にするようになった。

 「代表が強くならないと日本サッカーが盛り上がらないでしょ。オレたちが中心になって盛り上げていく。オレたちが引っ張っていく感じにならないと」

 日本代表としてトップのキャリアに上り詰めた自信と責任が、長友にこんな言葉を吐かせる。横浜でのチェコとの試合はそんな欧州組の真価が発揮されそうだ。 (荒川敬則)

 

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