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【プロ野球】城島がナインにゲキ 「コマになって役割果たせ」2011年6月3日 紙面から 阪神の城島健司捕手(34)が2日、低迷するチームに過激なゲキを飛ばした。日本ハムに連敗し今季ワーストの借金9を背負って、札幌から帰阪。新千歳空港で報道陣に対応し「『チームのために』と言うのは簡単だけど、アバウトすぎる。まずは自分の与えられた持ち場で、きちっとコマとしての動きをしないと」とキッパリ。低迷を安易に首脳陣やチーム全体の問題とせず、選手個々が責任を背負う姿勢を促した。 選手がコマになれていない−。勝てば選手がもてはやされ、負ければ監督・コーチ陣がやり玉に挙げられる阪神で、大黒柱が言い切った。「こういうときだから『チームのために』じゃなく、自分の持ち場。打つ方、守る方でしっかりコマの動きをしないと、コマを動かす監督も手詰まりになる」。一選手としての城島の持論は、積極的な打開策を講じないまま黒星を重ねる真弓監督への擁護にもなる。 甲子園に戻っての仕切り直し。しかし相手は交流戦に入り10勝2分けの古巣・ソフトバンクだ。相手先発はホールトンと杉内が有力。阪神は今季、外国人の先発投手に7戦全敗で、3勝12敗1分けの左腕もハードルが高い。城島自身の打率も1割台に落ち込んでいる。それでも「11連勝させないようにやるしかない。ロースコアで行けばチャンスはある。勝つのが一番の薬ですよ」と歯を食いしばっていた。 (宮崎厚志) PR情報
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