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【プロ野球】

「もう奇襲しない」仙言 中日戦・小山先発失敗でこりごり

2011年6月3日 紙面から

 あつものに懲りてなますを吹く? 楽天の星野仙一監督(64)が2日、巨人2連戦(3、4日・東京ドーム)で奇襲戦術を封印し、正攻法で臨む考えを明かした。ローテ順を変えずに3日はドラフト1位ルーキーの塩見、4日はベテラン川井と立て続けに左腕を送るもようだ。

 「奇襲は弱いチームがやること。周りは面白いかもしれんが、やっている方はむなしい」

 闘将の脳裏には5月22日の中日戦(ナゴヤドーム)での大敗が、こびりついたままだ。昨季守護神の小山を11年ぶりに先発起用する奇襲を仕掛けたものの、序盤に大量失点。翌日の2試合目も中継ぎ陣が打ち込まれて連敗を喫し、試合後は「昨日もきょうも情けない試合をしやがって」と、選手たちを一喝した。

 楽天は野村監督時代の2006年の巨人戦(東京ドーム)に中継ぎの有銘を先発させる奇襲を仕掛けたが、この時も返り討ちに遭っている。2日の全体練習では有銘、小山が中継ぎ陣とともにアメリカンノックに加わっており、先発要員として調整している気配はなかった。塩見、川井がそれぞれ中5日で起用される公算が大きい。

 プロ2勝目がかかる塩見も「投げるか分からないですけど」と前置きしつつ、「相手は一発があるので、低めに集めていきたい。永井さん、田中と勝ちが続いているので、僕も頑張りたい」と必勝宣言。闘将が決断した正攻法への回帰は、吉と出るか…。 (鶴田真也)

 

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