放射性物質の検査を巡り、政府が、生の茶葉を乾燥させた「荒茶」についても規制の対象とする方針を決めたことについて、静岡県の川勝知事は、2日夜、NHKの取材に対し、「荒茶の検査がなぜ必要なのか、科学的な根拠が明確でないため、検査は行わない。国に対しては、お茶の安全性の判断に荒茶の検査は必要のないことを訴えていく」と述べ、静岡県として荒茶の検査を行わない考えを明らかにしました。お茶の生産量が全国で最も多い静岡県は、生の茶葉と、飲料としてのお茶を対象に、放射性物質の検査を実施してきましたが、荒茶については、そのまま口にするものではないとして、検査の対象としてきませんでした。