ゼイヴェル(XAVEL)が主催する東京ガールズコレクションは、世界的に見ても珍しいファッションイベントとも言える。
05年の夏に初めて開催されたイベントは、ファッションショーというよりも、ターゲットとなる若い女性向けに「ファッション」をキーワードに行われる大規模イベントといえる。一般消費者にも知名度がある人気モデルを採用した各ブランドのファッションショー的なステージに加え、合間に人気アーティストのライブが行われ、参加者を空きさせない。また、ショーのMCにも人気タレントが起用されている。
既存の考えて行われているコレクションとは別に、東京ガールズコレクションは「ファッションを軸にしたイベント」を開催しているといっていいだろう。
今回は、約1ヶ月半後の2008年3月15日(土)に第6回目が開催される東京ガールズコレクション by ゼイヴェル(XAVEL)をインディケ!したい。
■ 東京ガールズコレクションとは何か?
東京ガールズコレクションは、通常のコレクションとは違い
・ バイヤーやプレス向けのイベントではなく、一般の消費者参加型のファッションショーであること
・ 対象となる服が”リアルクローズ”と呼ばれる単価が高くない普通の人が買える服であること
・ 動員が2万人程度と非常に大規模であること(参加者には有料のチケットを買う必要がある)
ということが挙げられる。
さらに、最大の特徴は、
・一般消費者が買えるコレクション
という画期的なビジネスモデルを確立したことだ。
これは、東京ガールズコレクションを運営するゼイヴェルは、携帯サイト運営がメインビジネスということも関係するのかもしれない。とにかく、この東京ガールズコレクションでは、モデルがRun wayを歩いた服を会場で携帯電話を通じてすぐに購買できるようにしたのだ。
■ 参加ブランドは
参加ブランドは、若い女性向けて、渋谷109や、マイルで展開されている”リアルクローズ”。特に、東京発信である女性服といえば、やはり109系が注目だ。マウジー(moussy)、ソードフィッシュ(SWORD FISH)、セシルマクビー(CECIL McBEE)、リップサービス(LIP SERVICE)といったいわゆる109系有名ブランドは、これまでの5回のどこかで、この東京ガールズコレクションに参加した経験持つ。
また、ゼイヴェルは、イベント企画運営や携帯サイトを運営し販売するだけでなく、自身でブランドを運営をしていることも注目だ。一から立ち挙げたジョイアスや、買収し再生中であるアルバローザなどである。これらのブランドはショーの中核になっている。
いずれにしてもヤングファッションビジネスで、携帯サイトが重要になっているなか、携帯サイト運営会社からファッションビジネスに進出したゼイヴェルは、ファッション業界で注目を集めていることだけは間違いないだろう。
関連タグ:109ブランド,コレクション,原宿,2008年1月UPコンテンツ
紹介したインディケ!スポット第6回 東京ガールズコレクションの会場は「国立代々木競技場第一体育館」 -
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