2011年6月2日23時23分
福島県は2日、同県いわき市の沿岸で採取したホッキ貝とウニから、国の基準(1キロあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。県内では漁が全面的に自粛されており、流通することはないという。
県によると、いずれも5月28日の採取で、ホッキ貝が1キロあたり940ベクレル、ウニは同1280ベクレルだった。
また、同県南相馬市の真野川のアユと白河市の阿武隈川のヤマメからも基準を超えるセシウムが検出された。アユは禁漁期間中。ヤマメに関して県は、白河市と関係漁協に漁や釣りの自粛を要請した。検出値はアユが同2900ベクレル、ヤマメが同620ベクレルだった。(西村圭史)