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日常(笑)編
夢幻
「お、お邪魔します…」

灰は夢幻世界にある、幽香の屋敷、夢幻館に入っていた。

「別にそんなに畏まらなくて良いのに…」

幽香はそんな灰の態度にため息をし、言う。

「いやいや、普通はそうだろ、こんなでかい屋敷なんだから。」

灰はそんな幽香の言葉に対し、言う。

その時…

夢幻館の廊下から走っていく音がする。

「幽香様!!お帰りなさい!!」

何か、鎌を持った女の子が走りながら現れた。

「あら、エリーじゃない。」

幽香は気づき、言う。

「幽香様、こちらの紅い男の人は…幽香様のご友人ですか?」

「…命の恩人兼、私の目標よ。」

エリーの問いに幽香は答える。

「そ、そうでしたか!!私はエリー!!ここ、夢幻館の門番をしております。」

エリーはそれを聞いたのか灰に自己紹介をする。

「紅魔灰だ、宜し…」

エリーの自己紹介に対し、灰も自己紹介をしようとしたら…

「お兄様!!お久しぶりです!!」

そう言い、夢月は現れた。

「お、夢月か…久しぶりだな。」

「ええ、お久しぶりです、それにしてもお兄様は何時見ても…美しい。」

「世辞は止めろって。」

灰と夢月は話していると…

幽香は夢月に対して傘で攻撃しようとした。

夢月はそれに気づき、即座に受け流し、幽香を蹴ろうとした時…

灰が双方の攻撃を押さえた。

「お前ら、何やってるんだ…?
 喧嘩なら、外へ出てやれ…ここでやったら俺とエリーが迷惑だ。
 それに、夢月は何か用があって来たんだろ?」

灰は呆れているような…怒っているような目で言う。

「…すまなかったわね…幻月が私を殺しに襲い掛かってくるかと思ったから…」

幽香は夢月に言う。

「…良いですよ、お姉さまが管理人になって即座に幽香さんに敗れたから
 倒したかったのでしょう…それに対してはこちらの非礼です。
 申し訳ありません。」

夢月は幽香に頭を下げて謝る。

「…………それで夢月、何の用だ?」

「あ、はい…お父様が…その、お兄様を呼んで欲しいといわれたので…」

灰が質問をするのに対し、夢月は答える。

「むぅ…あいつが…?まあ、解った…今から行く。
 ちょっと悪いな、自己紹介がまだできなくて…後で絶対にするからな。」

灰はそう言い、狂夜の所まで一瞬にして走って行った。






















「…狂夜、来たぞ。」

灰は狂夜のいる家を蹴りで壊して現れる。

「ちょ!?灰様!!家を壊さないで入らないでください!」

「【五月蝿い】【黙れ】【さっさと用件話せ】【機嫌が悪い】」

「………………はい。」

灰の非情な言葉に狂夜は落ち込みながら返事をする。

「え~と…博麗の巫女が灰様を必死になって探しているのですが…
 他にも黒色の魔法使いと悪霊も…魔界神、天狗…そして八雲紫様や閻魔などが…
 それらの処理は…どうするんでしょうか?」

狂夜は即座に冷静になり、言う。

「あれ?追ってるの何か増えてね?誰だ?誰が言いやがった?」

灰は少し冷や汗を掻きながら言う。

それはとても動揺をしている汗であった。

「え~と…情報収集して解ったのは…天狗がバラまいた新聞ですね…
 博麗の神獣!!行方不明!?幻想郷の異変!?って…ほら、これです。」

狂夜が言い、灰に新聞を渡す。

灰は即座に数秒で全ての記事を読み、発行者を読む。

「………疾風と天と文………この馬鹿天狗家族がああああああああああ!!
 なんて事をしてくれるのおおおおおおおおお!?」

灰はそう言い、新聞を破り、暴れようとした。

「お、落ち着いてください!!夢幻世界は少なくとも行き方は誰も知りませんよ!!
 それに私達がいる空間は誰も侵入できませn!!」

狂夜はそれに気づき、灰を抑えて言う。

「え?そりゃ何でだ?」

灰は即、落ち着き、聞く。

「夢幻世界から幻想郷に行くのは幻月と夢月だけですよ?
 幽香様は空間転移の魔法を私が教えたのでそれを使っていますし…
 しかも、夢幻世界に侵入するには博麗神社の裏の山の湖でしかできません!!」

「そ、そうか…そ、それなら…安心だな。」

狂夜の説明に灰は安心する。

「だから、ここにしばらくいれば平気ですよ…」

狂夜は言う。























その頃…

「ふんふ~ん♪」

夢幻世界の管理者、幻月は夢幻世界から

博麗神社の裏の山の湖に現れた。

「今日はチルノちゃんと大ちゃんと一緒に遊ぶの~」

そんな感じで幻月は陽気に空を飛んでいる。

「ふふふ、チルノちゃんも大ちゃんも待ってるんだろうな~」

幻月はウキウキとし、急いで行った。

「………怪しいわね…」

「うん…どう見ても怪しかった…」

幻月がいなくなった後

近くの草むらで隠れていた霊夢と魔理沙は言う。

「普通、湖から人…現れないよね?」

「ええ、しかも湖から出てきた奴………何と言えば良いかしら?
 紅魔狂夜って奴と同じ気配が…?
 まあ、気にする事じゃないわね。」

魔理沙の質問に霊夢は答え、そして少し考えの独り言を言う。

「ど、どうするの…?」

「そりゃ、もちろん…進入よ。」

「ええ!?だ、だって今…夜だよ?夜には凄く怖い妖怪がいるし…
 それに、この湖の内部にある魔力と妖力…尋常じゃない高さだよ…?」

「そんなに強い奴なんか現れないわよ…
 ほら、さっさと行くわよ。」

霊夢と魔理沙はそんな会話をし…夢幻世界に侵入しようとしたら…

「ちょっと!!勝手に入らないでくれる!!」

そう言いながら悪魔のような翼をした吸血鬼が現れる。

「ん?誰よあんた?」

「だ、誰ですか…?」

霊夢と魔理沙は質問をする。

「私はくるみ、ここの湖、夢幻湖の内部を守る吸血鬼。
 夢幻湖の内部には夢幻世界と言う世界があるのよ。
 そこの管理者…いや、創造主にはここの門番をするように言われているのよ。」

くるみと言う吸血鬼は自己紹介と説明をする。

「夢幻世界?こんな世界が幻想郷にあるの?」

「正確に言えば幻想郷には無いわ…只、ここの湖の内部にそこへ行ける空間があるだけ。
 それに、その世界に入ったら…あんたら人間じゃ死ぬわよ?」

くるみは霊夢の質問に答え、警告をする。

「…そんなに危険な場所なんですか?」

今度は魔理沙が質問する。

「ええ、そうよ…紅魔の者が1人で作り上げた世界だから…」

くるみはそれに答える。

「紅魔の者…?紅魔狂夜ね?」

霊夢は即座に質問をする。

「…この質問は教えられないわ…っというよりも
 教えたら、私が叱られてしまう。」

くるみは答えずに言う。

「答えられない…っという事ね。」

「ええ…そういうことよ、解ったなら、さっさと帰りなさい。」

「そ、それでも…私達は通りたいんです。」

「そうよ、私はあの馬鹿を今から探さなきゃいけないの。
 それを邪魔するあんたは…容赦しないわよ?」

帰れというくるみに対し、魔理沙と霊夢は通りたいと言う。

「…………………どうやら、絶対に通るという目ね。
 なら……私程度の吸血鬼は倒せるのかしら!?」

くるみは叫び、弾幕を放った。

霊夢と魔理沙はそれを避ける。

「危ないわね、あんた!!」

「あ、危ないですよ!!」

霊夢と魔理沙はくるみに言う。

「五月蝿いわね!!あんたらが通りたいと言う夢幻世界は…
 私程度の存在を軽々と倒さないと生きて帰れないわよ!!」

くるみはそう言い、霊夢に向けて大量の弾幕を放ち…

その中に何かをしている。

霊夢は弾幕を避け、くるみが何かをしているのを気づき、警戒をする。

「ブラッティ・スプラッシュ!!」

そう言い、霊夢に血の雨の弾幕が降りかかる。

霊夢はそれを避け、弾幕に地面が当たるのを様子見をする。

そして、弾幕が地面に当たると…弾幕は地面を刺した。

「…危ないわね、殺す気?」

霊夢は言う。

「そりゃ、もちろん。殺す気で襲わないと先へは行けないわよ?」

「(…殺し合いをしないルールを幻想郷にでも作ろうかしら?
  あ、灰とかは例外にしないと…
  あいつは絶対に殺し合いをしないルールを作っても平然と殺すと思うし。)」

霊夢はくるみの発言を聞き、思った。

「ほらほら!!次は魔法使い!!あんたよ!!」

その時、くるみは魔理沙に向けて血の弾幕を放った。

「魔理沙!!それは絶対に当たらないでよね!!」

霊夢は魔理沙に警告をする。

「……あの、くるみさん…先に言います…」

「何?諦めて帰るの?」

魔理沙の発言にくるみはそう聞く。

「…ごめんなさい。」

魔理沙がそう言った瞬間に八卦炉を構え、呪文を唱えた

「【マスタースパーク】」

八卦炉から、極大のレーザーが放出し、くるみに襲い掛かった。

そのレーザーはくるみの血の弾幕を全て飲み込む。

「え!?」

くるみは驚き…レーザーが当たった。

「あぅ!!」

くるみは叫び、湖の近くの地面に落ちた。

「あ……大丈夫かな?大分出力を下げたつもりだけど…」

「……………魔理沙、あんた凄いわね。」

霊夢は魔理沙を褒める。

「え?そ、そうかな?」

魔理沙は照れながら言う。

「……そうよ…そ、それよりも夢幻世界とやらに行くわよ。」

「う、うん…」

そんな会話をして、2人は夢幻世界へ入った。
絵が上手くなりたい…そう思いました。
だけど絵のレベルが素人…どうやって画力上げよう?


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