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眠い、寝たい、休みたい。
そんな愚痴を言いながら投稿。
日常(笑)編
紫と灰
霊夢の修行開始から1ヶ月。



博麗神社では…




「師匠!!1ヶ月経ちました!!ご教授をお願いします!!」

夜、紫色の髪でいかにも武士らしいような髪型の女の子、
明羅と言われる少女が寝ている灰に言う。

「あ~駄目よ…寝ているあいつに手を出しちゃ…」

霊夢は明羅に眠そうな顔で警告をする。

「それは何故ですか、霊夢さん?」

明羅は霊夢に聞く。

「あいつは睡眠はあまりしないから睡眠をした時は絶対に起こしちゃ駄目なのよ…
 この前、起こしたら……
 笑顔をした悪魔みたいに私を襲いかかったから…
 あれは本当に死ぬかと思ったわ…」

霊夢はトラウマのような思い出を思い出しながら言う。

「は、はぁ…私は一瞬でやられましたが、それほど師匠って強いんですか?」

明羅は聞く。

「強いってレベルじゃないわよ…
 私、あいつにだけは絶対に勝てる気がしない…
 明日には起きるわ、今日はここで泊まりなさい。」

霊夢は明羅に言う。

「は、はい…」

明羅は霊夢と一緒に寝室へ向かった。






















霊夢と明羅がいなくなった後…


「か~い!!何処にいるの~!?」

そう言いながらスキマと言う空間から八雲紫は現れた。

「って…灰ったら…眠ってる……」

紫は直ぐに灰を見つけ、言う。

「ZZZ………」

灰は疲れて眠っているように見える。

「…灰ったら、いつもいつも、自由気ままなんだから…」

紫はそう言い、灰の頭を紫は膝に置く…

俗に言う、膝枕だ。

「…いつも、貴方はそうよね、他人や自分の為に多くの事を成し遂げ…
 蓮子やメリー、そして私に多くの事を教えてくれた…」

紫は己の記憶を懐かしいと思うように言う。

「蓮子やメリーはいつも貴方を尊敬してたわね…
 あの子達が作ったサークルは…不良サークルだとか言われるのに対し
 貴方だけが話かけてくれたからね…」

「ZZZ…」

紫は眠っている灰に言う。

「…………恐らく、メリーも蓮子も貴方に惚れてたのかもしれないわね。
 色々と貴方は手伝ってたし…色々と研究の書物には妖怪、神などの
 幻想という存在の概念…そんなのを必死に調べて書いたりしてたわね…
 メリーと蓮子の為に…色々な妖怪や神が有名地に行ったり来たり…
 そして灰は幻想郷にある結界を見つけたわね…
 あれは今でも覚えてる、貴方がまるで子供みたいに
 とても興味深く見てたのを……!!」

「………ん?」

そんな事を紫が言った時、灰は目覚めた。

「あら、起こしちゃったわね、ごめんなさい灰。」

紫は直ぐに気づき、灰に言う。

「いや、良い、こっちもなかなか懐かしい夢を見てたからさ。」

灰は言う。

「そう…ねえ、灰。」

「何だ、紫?」

「貴方は…幻想郷、好き?」

「……ああ、当たり前だろ。」

灰は紫の質問に少し悩みつつ、答える。

「だってよ、こんな世界、恐らく普通の世界は無いぜ。
 剣と魔法の世界、普通に人間しかいない世界。
 魔に属する存在しかいない世界、色々と世界はある。
 だけどさ、お前が頑張って作った世界は好きに決まってる。
 俺が唯一、人間の時に行ってみたかった場所に今、立っている。
 最初は嫌だった…いや、内心、恐怖してた。
 自分が興味を持った世界が俺を嫌うのだろうか?
 そんな事を思っていたからな…」

灰は色々な事を言う。

「……そう。」

「んで、お前はどうなんだ?幻想郷の事。」

灰は紫に聞く。

「好きよ…………だって、私が頑張って作り上げた世界だから…
 ………私はね、妖怪や神などの幾多の幻想を守ろうとした。
 理由は簡単、貴方のような全ての世界に嫌われた存在も守れるような
 世界が作りたかった…だけど…
 私の幾多の知恵を用いても、幻想を守るには足りない。
 また、妖怪達に説得をするのにも大変だった。
 何度も泣きそうになったわ、挫折しそうにもなったわ…」


「…頑張ったな、つらかっただろ?」

紫は泣きそうになる顔になってるのを灰は察し、頭を撫でる。

「ええ…!!ええ…!!」

紫は泣きながら言う。

「……おいおい、泣くなよ。
 折角の可愛い顔が台無しだぜ?」

「…そうだった…わね。」

灰が言うと、紫は涙を拭く。

「…灰、」

「ん?どうした紫?」

「…貴方の事、愛してるわ。」

「……………………………そう、か。」

灰は紫の言葉に目を瞑りながら答える。

「…………えい。」

















チュッ












「………………!!」

灰は驚く。

「ふふ、今の貴方は誰が好きか解らないけど
 私の気持ちは伝えたわ、返事待ってるわよ…灰。」

紫はそう言い、空間を用いて姿を消した。

「…………はぁ、相変わらず…だな紫は…」

灰はクスリと笑い…

「あ、明羅の修行、今日だった。
 恐らく霊夢の奴は泊まらせただろうな。
 明日からまともにやってやるか。」

翼を生やしながら空間を歪ませ、姿を消した。
今回はゆかりんと灰の話でした。

色々書いてたな、東方究極獣。
灰は未だに勝てる奴は…いないな…
っと言うけど殺し合い以外は負けていますけどね。

ルーミアと霊夢に。

次は誰の話にしようかな?

魔理沙かロリスか神綺か明羅など

色々と思いついてしまって困る…


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