ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
紫ルート最終。

そろそろこの異変の話、終わらせたい。

番外編書きたい、IF書きたい。

そんな事を思った。
吸血鬼異変編
Stage3 紫ルート ~始祖吸血鬼少女 Founder vampire girl~
「…何よ、この殺気…」

境界の妖怪、八雲紫は少し焦り、言う。

「尋常に無いわ…!!」

そんな事を言いながら、進む。

その時…

「クゥ!!」

いきなり少女、レミリア・スカーレットが紫のほうへ飛んでいった。

「きゃぁ!!」

紫は少女のような声をする。

おい、そこ、少女じゃないだろwwwとか龍神(笑)みたいに言うな。

「ったく、危ないわね…」

紫は言う。

「ん…?あんた、何処かで見たような…それよりも、逃げなさい。」

そう、レミリア・スカーレットは言う。

その時…幾多の妖力で出来た斬撃が現れる。

「「ッ!!」」

紫とレミリアは驚き…紫は傘を広げて身を守り…

レミリアは己の身体能力で斬撃を避ける。

「…何?今の?」

紫は言う。

「私のメイドの攻撃よ。
 ったく、咲夜…力を抑える事…何時になったら覚えるのかしら?」

レミリアはそんな事を言う。

「(やはり…本当だったのね。だけど力を抑える?
  何を言ってるのか解らないわね。)」

紫はそう思い、直ぐに冷静になる。

「そう、じゃあ、私も手伝うわ。」

「はぁ?何であんたのような奴と共同戦線しなきゃならないのよ。」

紫が手伝うと言ったらレミリアはそれに対し、不満を持ちながら言う。

「…って言う暇は無いわよ…!!」

その時…銀髪で禍々しき翼を生やした女性…十六夜咲夜が現れる。

「アハハハハハハハハハハハ!!」

咲夜は笑いながら、目にも止まらぬ速さで
己の霊力で生まれたナイフで切り裂こうと襲い掛かる。

「…!!」

紫は驚いて刀を抜き、鍔競り合いをする。

だが、咲夜の力が強いのか、紫のほうが劣勢だ。

「!!その刀…夜紅の!」

「……お兄様?」

レミリアは紫の刀を見て、驚き、咲夜は驚かず、言う。

「…クゥ!!流石に近接戦はやった事が無いから…きついわね!!」

そう言い、刀でナイフを振り払い、距離を取った…

そのつもりだが…

いきなり咲夜が紫の目の前を見て…

「お兄様…お兄様ぁ!!」

そう言い、さっきとは比べ物にならない程の霊力で剣を作り上げ…

紫に向かって振り回す。

その振り回した斬撃は衝撃波を出しながら襲い掛かる。

「…ッ!!」

紫はそれを防ぐように防御する。

その隙にレミリアは…

「咲夜ぁ!!少しは………落ち着きなさい!!」

そう言いながら真紅の槍を出し、咲夜に向けて投げる…

「アハ、お兄様ぁ!!お兄様ぁ!!」

咲夜は叫びながらレミリアの出した真紅の槍を…片手で壊した。

「…もう……本当に化け物ね……!!
 始祖吸血鬼、真祖の吸血鬼と同じ戦闘力かと思ったら…
 まさかそれ以上だとは…!!」

レミリアはそんな事を愚痴にし…さっきより妖力が大きい真紅の槍を作る。

「………なんだか、あの子…夜紅の事しか言わないわね。」

紫はそんな事を言う。

「何で貴方が夜紅を知っているか解らないけど…
 その通りよ、夜紅が死んだと知ってから、あの子の力が暴走した。」

レミリアが言うと…

「…死んだと知ってから?」

紫は聞く。

「ええ、あの子にはあいつが死んだとか言わなかったの…
 だけどある日、それを知って…その所為かもしれないわね…
 何時も夜紅の事が大好きだったし…失った悲しみがこうなったのかもしれないわね。」

レミリアは言う。

「お兄様ぁ!!」

そう言いながら咲夜は己の能力、時間を操る程度の能力により、時間を止め…

圧倒的な斬撃と衝撃波の嵐を作る。

「………どうして…どうして……死んじゃったの?」

咲夜は涙を流しながら言い、時間が動きだした。

「!!」

レミリアは避けようとするが…

その前にレミリアは咲夜に切り裂かれ、倒れる。

「…!!叢雲奥義!!橙!!」

紫はそう言い、放つが…

咲夜は紫の時間を止め…

空間を捻じ曲げ…体を引き裂いた。

「………う、そ………?」

紫は言い、倒れる。


「あは、あはははははははははは!!
 何で!何で世界はお兄様を殺したの!?
 どうして!?何で!?」

咲夜は狂気を出し、涙を流し、言う。


「皆………無くなっちゃえ。」

そう言い、紫に近づき、殺そうとした時…

紫の姿が一瞬で消える。

「!!」

咲夜は驚き、辺りを見る。

「…おい、大丈夫か紫?」

そこには灰がいた。

「だ、大丈夫……それよ…り…も…咲夜…を………」

紫は体が傷だらけなのに咲夜を案じるかのように言う。

「……すまない。」

灰はそう言い…

「……ライフアップΩ。」

回復をさせるPSI(超能力)を発動する。

「………お兄様?」

咲夜は聞く。

「さあ……な……只、言う事は…お前には御仕置きが必要だって事だ。
 さて、今日は…紅魔灰では無く、紅魔夜紅として相手をしてやる。」

灰はそう言いながら、咲夜を睨む。

その目は怒りを込めていた。
咲夜は俗に言うブラコンです。

とんでもなく大好きで、尊敬してます。

圧倒的な力と才能を持った兄で
咲夜をとても優しく愛していて、接してくれた唯一の兄ですから。

その分、怖くなった気がする。



+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。