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ゆかりんは3面ぐらい、灰はそれぞれ6面ぐらいを予定。

ゆかりんルートは6面まではできないので…
吸血鬼異変編
Stage2 紫ルート ~本の知恵の魔女 Witch Book of Wisdom~
「さて…中は入ったわ…それにしても、相変わらず紅いわね。」

そう言いながら、空を飛ぶ紫。

妖怪や妖精がこの館、紅魔館に集まって来ているようだ。

その為、紫を見つけると問答無用で襲い掛かる。

それを紫は持っている刀と傘で叩き飛ばしたり、斬ったりする。

「ったく、本当に面倒ね…妖怪の山にいる一部の妖怪もレミリアに従ってるし…」

紫は困りながら進む。

「さて、ここから図書館の中へ入れるわね。」

そう言い、この先の図書館の扉を開けようとすると…

魔方陣が展開され、紫の周りに結界が張られる。

「そこまでよ、侵入者。」

そこに居たのは紫色の髪をした魔法使いだった。

「……あら、これはこれは…驚いたわね。」

紫は少し、驚きながら言う。

「どうやって…ここまで来たのかは知らないけど…この結果は妖力を封印する結界よ。
 抵抗なんてできないわ。」

魔法使いは言う。

「これはこれは強力な結界ね…」

紫は笑いながら…結界を壊した。

「なっ……!?」

魔法使いは驚く。

「これでも、私…境界を操る妖怪よ、その程度の結界は簡単に解けるわ。」

紫は自信を持って言う。

「…貴方、この幻想郷の管理者八雲紫ね…!!」

魔法使いは睨みながら言う。

「…そうよ、魔法使いさん、それで…貴方の名前は何て言うのかしら?」

紫はそのように答え、魔法使いに聞く。

紫はレミリアとは、灰…いや、夜紅が死んだ後…

何度も出会っているし、性格も把握している。

だが、魔法使いは知らない。

そんな状態なのだ。

「パチュリー・ノーレッジよ…!!」

そう言い、日の魔法、ロイヤルフレアを唱え…

まさに太陽とも言える魔法を紫に向けて発射する。

「あら、初めはこんなに高度な魔法で良いのかしら?」

紫は言いながら、ロイヤルフレアを即座に避けて

スキマを開き、槍をパチュリーに向けて投げる。

それにパチュリーは冷静に、相殺をさせようと…

魔法障壁を作る。

「……中々やるわね。」

ノーレッジは少し、焦りながら言う。

「あら、まだまだ全力というわけでは無いわよ?」

紫は少し、余裕の表情を持って言う。

だが、紫は余裕ではない、むしろ危険だ。

紫は本来、戦いを自ら望んでしない

それ故、あまり体力が無いのだ。

妖力は幾らあっても体力がなければ意味が無い。

まさに宝の持ち腐れだ。

そんな状態なので、紫は少し、藍に体力を上昇させるトレーニングでもしようかと

そう思っていた。


「……仕方ないわね、まだ実践段階じゃないけど…
 この魔法を使うしかないわね…賢者の石!!」

そう言い、大量の魔法書と幾多の魔法で出来上がった弾幕が紫に襲い掛かる。

火、水、木、金、土などの魔法だ。

とてつもなく、綺麗でとてつもなく危険な攻撃。

それを紫は掠り…東方風に言えばグレイズしながら避ける。

「…厳しい、わね…さすがに……」

紫は少し、焦り…

「…だから、少しだけ全力よ。」

紫はそう言い、スキマを大量に出し、空間を狂わせる。

そのスキマはパチュリーの弾幕を全て飲み込む。

「!!」

パチュリーは驚く。

「さて、一発で沈めてあげるわ、覚悟はできたかしら?」

紫は扇子を出し、口に添えながら…

「飛行龍ノヴァ。」

禍々しい境界の龍が幾多のスキマから現れ…

まさしく破壊を象徴する炎の弾をパチュリーに向けて放った。

「ッ!!シルバードラゴン!!」

そう言い、魔法で形成された銀のドラゴンが現れ、パチュリーを庇うようにする。

だが、境界の龍が放った炎はそれでは防ぐことすらできず、一瞬で塵になって消えた。

「な…!!」

パチュリーは驚き…境界の龍による炎を喰らう。

その威力は紅魔館の館の天井を火柱で焼きつくす一撃だ。

「さて、これでさっさと進めるわね。だけど、魔法使いが生きてるか解らないわね。」

紫は言い、さっさと進もうとする…が。

レーザーが紫の背後に襲い掛かって来た為、進むのを止め、避ける。

「あら、まだ立てたの?」

紫は少し驚き、言う。

「ハァ…ハァ…まだ、やれるわよ…!!」

パチュリーは傷だらけで立ち上がり、言う。

「………諦めなさい、今の貴方じゃ勝ち目は無いわよ。」

紫は非情な言葉を言う。

「解ってる…わよ、貴方には勝てないと…だけど…だけど…
 あの子の為にも…咲夜の為に…勝たなきゃ…」

パチュリーは言う。

紫はそれに対し…

…今、何て言った?

咲夜?今、パチュリー・ノーレッジは今、咲夜の為にと言ったのか?

あの…夜紅の妹、十六夜咲夜がここ、幻想郷にいるとでも言うのか?

まさか、嘘だ、嘘だ、嘘だ。

そう、紫は思った。

「…………少し、気絶しなさい。」

紫はそう言い、パチュリーの頭の上にタライを落とした。

「むきゅ!?」

気絶させた。

「………何故、この魔法使いは咲夜を知っているのかしら…?
 まあ、良いわ、この異変を解決させましょう。」

そう言い、紫はレミリア・スカーレットの所へ向かった。
むむむ、明日は勉強をするかもしれないので投稿できないかも。


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