「ん…」
神綺は目が覚めると…
灰がお姫様抱っこをしていたのだ。
「え!?」
「ん?起きてたのか?いや~帰るなら歩きながら
風景を楽しもうかと思ってたが…」
灰が神綺が目覚めたことを知り、途中まで言うが…
「な、な、な、何…私をそ、その、お、お、お姫様抱っこをし、して…」
「何だ、嫌だったか…それはすまない。」
そう言う灰。
「べ、別に嫌って訳じゃ…無いけど…その、どういう経緯でこんな事を…?」
神綺は動揺しつつ、言う。
「あ~うん…まあ、ちょっとお前が倒れたから…そうしただけだ…」
灰はそう説明をする。
「……それだけ?」
神綺は聞く。
「………それだけだ。」
灰は言う。
「………馬鹿!!」
「はぁ!?何が馬鹿ぁ!?」
神綺が言うと、灰は驚き、聞く。
「普通ね!!そういうのはね!!好きな(LOVEな)者同士でやる事なのよ!!
それなのに…」
「あん?好きな(LIKEな)奴だからやったんだが…」
神綺が言う言葉に灰は普通に答える。
「…え?」
神綺は驚く。
「いや、だから…普通に友人的な意味でやった事だから許されるんだろ?」
だが、灰が言った言葉で驚くのをやめ…
「馬鹿ぁ!!」
「オウフ!!」
そう神綺は言い、お姫様抱っこをしてる灰を殴って走って去った。
「………俺が何をした?」
灰はため息をし、そのまま歩いた。
「うう……夢子ちゃ~ん!!」
神綺は先に城へ戻って、泣きながら自分の作った子供、夢子に抱きつく。
「ど、どうしたのですか神綺様?」
夢子は動揺し、言う。
「灰がぁ…灰がぁ…」
神綺はもう、子供みたいに泣いている。
「…灰様がどうしたのですか?」
夢子は冷静に言う。
「私の期待を…へし折ったぁ…お姫様抱っこなのに~」
神綺は言う。
「は、はぁ…?」
夢子がそう言った時…
「ただいま~って…神綺はもう、帰ってたのか…」
灰はそう言いながら扉を開ける。
「あ、灰様…神綺様が泣いてるのですが…その原因は?」
夢子は灰に聞く。
「知らない、只、お姫様抱っこをして理由を言ったら
殴られて、泣いて走り去ったぐらいしか解らない。」
灰は頭を手で押さえ言う。
「…お姫様抱っこ?」
夢子は疑問を持ちながら言う。
「ああ、単に両腕で…こんな風にするんだが…」
灰は言い、夢子にお姫様抱っこを実際にする。
「え、ちょ…灰様?」
夢子は灰にされたのを驚く。
「…まあ、こんな感じだな。」
灰は普通に言い、お姫様抱っこを止めた。
「そ、その、これが…お姫様抱っこですか?」
夢子は聞く。
「ん?そうだが……」
灰が答えると…
「ハァ…神綺様が泣いた理由、良く解った気がします。」
夢子は言うと…
「え?何?教えて。」
灰は聞くが…
「…灰様には教えられませんね、ご自分で考えたらどうですか?」
夢子は断った。
「ええ!?教えてくれよ~!!」
灰は驚き、言う。
結局、灰は理由も解らなくなったので神綺が怒った理由が解らなかったとさ。
…1話だけでごめんね!!
頑張って何話か投稿したいけど修正とかあるのでできにい。
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