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やったね!!魔界編だよ!!

魔界編
迷子
旅に出てから1年、色々と回った。

後の中国、ロシア、アメリカなどの国を回った。

結構、楽しめた。

しかし、強い奴はいなかった。

有名な神話の神とかは問題を起こしそうな気がするので灰は行かなかった。

そして、灰は今日、イタリアに行き、ピザなどの美味しい食べ物を食べに行こうとしたら…

「どうしてこうなった。」

灰は魔界にいた。

「え?俺は今日…イタリアに行こうとしたんだよな?何で気づいたら知らない所なの?
 いくらなんでも酷すぎるだろ…」

灰は手に頭を押さえ、言う。

イタリアに行くのが今日の予定。

だが、一瞬にして潰れた。

魔界にいるからだ…

なんだが思い出していくと相当悲しくなってきた。

「ああ…とりあえず帰る方法を…探さなくては…」

灰はそう言った時…

「あら、可愛い獣ちゃん、どうかしたのかしら?」

目の前にアホ毛が特徴的な髪型をした白い髪の女の子がいた。

灰はその声が聞こえたと同時に後ろを向く。

「……………誰?」

灰は何だこいつ?そして俺の姿(獣の状態)が可愛い?おかしいだろ…そう思い聞く。 

「ん~と~私、神綺!!この魔界を作った魔界神よ!!」

えっへん!!っという感じで自慢する。

「………それにしては神力が無いように見えるが?」

灰はそんな事はどうでも良い風にして聞く。

「…………あ~それはね~今、作ったからよ~」

「………Pardon?」

灰はその事に驚き、英語で言う。

まだ英語なんてないのに…

「…パードゥン?何の言葉か解らないけど…」

神綺は少し困ったような表情をする。

「あ、ああ…悪い…動揺してておかしくなっていたようだ。」

灰は直ぐに冷静になり、言う。

「……そうなの、面白い獣ちゃんね。」

神綺は言う。

「………俺は獣じゃないんだが?」

「え?見た目がどう見ても獣じゃない。」

「…これの何処が獣?」

灰は今、きゅうきょくキマイラの姿だ。

「ん~じゃあ、神獣?」

神綺は言う。

「……………もういい、説明するのが面倒だからそれで良い。」

灰は呆れながら言う。
 
「ところで、あなたの名前は?」

神綺は聞く。

「あ~俺の名前は紅魔灰、だ…自己紹介に遅れてしまい、大変に申し訳ない。」

灰は獣の姿とはいえ、きちんと自己紹介をする。

「灰ね~解ったわ~よろしく~」

笑顔で神綺は灰に抱きつき、言う。

「おい、胸が当たってる胸が…」

「ふふふ~別に良いじゃない。」

灰が気にしてるのに対し、神綺は気にせず言う。

「……はぁ…ところで、この世界は生まれたばっかとか言ったな…
 生き物でも作らないのか?」

灰は聞く。

「…………それが、魔力が足らないの…それに、作ったとしても…
 きちんとお世話ができるか…不安なの…」

神綺は困った表情で言う。

「…魔力が足らなく…作れたとしても不安…か。」

灰は思った…

今、魔界→神綺を助ける→人間界に帰る方法を教えて貰う
→イタリアについて美味しい食べ物を食べる。→幸せの日々になる。

よし!!手伝うか!!

灰はそう思い…

「じゃあさ、俺も手伝うぜ。」

灰は己の目的を達成する為に言う。

帰りたいという一心で…

「え?だ、だけど灰は…魔力が感じられなか…」

神綺はそう言いかけると…

「魔力ならあるぜ?ここに?」

灰は己の魔力を出した。

人間の頃の圧倒的な魔力を…

灰は最近、人間の頃の力がきゅうきょくキマイラに受け継いでいると解った。

しかも強化されて……能力はまだ解らないが。

「え…?嘘…?さっきまで魔力は…」

「それは、神獣って事で…これじゃあ、生き物は作れねぇか?」

灰は誤魔化すのと同時に聞く。

「……凄い……私以上の魔力の量と…それに、綺麗…」

神綺は灰の魔力に見惚れている。

「お~い!!この魔力を使うのか?」

灰はそんな神綺に聞く。

「え!?あ、え、ええ…」

神綺はいきなり声を掛けられてか驚く。

「……ふ~ん、じゃあ、魔力、お前に渡しとくぞ。」

灰はそう言い、神綺に魔力を渡す。

「……ええ、あ、ありがとう…」

神綺は灰にお礼をする。

「いや、それぐらいは気にするな。」

帰る為にだ、仕方が無い。






















数時間後……

「はぁ……はぁ…」

神綺は疲れた表情をする。

「大丈夫か?とりあえずお菓子と紅茶、飲むか?」

灰は神綺に言う。

「え、ええ……」

神綺は灰が出したお菓子を食べる。

「……美味しい、これは何なのかしら?」

神綺は感嘆の表情で聞く。

「ああ、それはな…確か…ドーナツだな…紅茶に合うように作ってた。」

灰はその事に関して答える。

「…………そう。」

「んじゃ、俺は寝るからな…むぅ………きゅん。」

そう言い、灰は眠った。何故か神綺の膝枕で…






















「あの魔力…美しく…素晴らしかったわ…」

灰が眠った後、神綺は思った。

「………本当に灰は神獣ね…まさに等しい魔力の美しさだったわ…
 ああ、思ってると…灰が欲しくなっちゃった♪」

神綺は少し笑いながら言う。

「さて…灰、あなたは私の膝枕で眠ってるんだから…私は…抱いて寝るわ。」

そう神綺は言い、灰に抱きついて眠った。


























                 魔界編  始
さあ!!今度は魔界編だお!!

とりあえず今日の投下はここまでかも…


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