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そろそろ本編やりたい。
博麗の巫女編
番外編 むげちゅ・げんげちゅ 後編
「………いた!!チルノちゃんだ!!」

幻月は色々と彷徨っていたがようやく見つけた。

だが…そこには灰がいた。

「あれ…?お兄しゃまがいる?何でだろう?」

幻月は疑問を持ち、様子を見る。

「む~!!せこいよ灰!!接近戦なんて強すぎじゃない!!」

「ん~?そうか~?俺は強くはないと思ったんだが…」

そんな会話をしていた。

「チルノちゃん…」

幻月は言いながら姿を現す。

「あ!!幻月ちゃんだ!!」

チルノはいち早く察し、言う。

「お?幻月じゃん、何時もは夢月と一緒にいるはずだがどうした?」

灰も気づき、幻月に言う。

「…………………」

幻月は無言で涙を流す。

「げ、幻月ちゃん!?どうしたの!?何かあったの!?」

「お、おいどうしたいきなり泣いて!?いじめられたのか!?」

灰とチルノは心配そうに言う。

「ふぇぇ……お兄しゃまぁ…チルノちゃぁん…」

幻月は泣きながら狂夜に言われた事や一人の経緯を話す。


「…………そう、か。あいつ…言い過ぎだろ。
 絶対、今頃夢月に嫌いとか言われてるぜ。」

灰は手に頭を抑え、呆れて言う。

「……………」

チルノは黙っている。

友達を下手したら殺してしまうと聞いたからだ。

「……お兄しゃまぁ…どうしゅればいいのぉ?」

幻月は話をしてから泣き止まず、ずっと涙を流す。

「……はぁ、いいか幻月?お前は気にするなよ。
 例え、狂夜が言ったとしてもだ。あいつは人の気持ちを考えずに言う奴だからな。
 お前には深く傷つく事を平然と言うぜ?」

「……………」

灰が言うのを幻月は無言で耳を傾ける。

「…まあ、あいつが言ったのはお前の為に思って言ってるな。」

「…お父しゃまが私の為、に?」

幻月は聞く。

「ああ、お前を心配してなきゃ、そんな事言わないだろ?
 夢月が倒れたと聞いて直ぐに夢月の所へ来ただろ?」

灰は言う。

「……うん。」

「だから、気にせずに狂夜に文句を言え、チルノとは友達のままでいたい。
 理由は…そうだなぁ、無くても平気だろ…強くなりたいという意識さえあれば。」

灰は続けて言う。

「…………解った…ありがとうお兄しゃま。」

幻月は少し元気になり、言う。

「まあ、な…後、チルノ。」

「…………何?」

チルノは元気が無い状態で言う。

「……怖いか?友達を失うの?」

「………!!」

灰が言う事にチルノは驚く。

「怖いだろうな、妖精にしては力が強いし、
 まだ才能もあるから強くなろうと思えば強くなれる。
 それ故、お前は恐れている…
 もし友達を殺したら、もし、したら私は一生怖がられる…そう思ってるだろ?」

灰は言う。

「…………そう、だよ。怖いよ、あたいは妖精なのに非常に力が強いし
 才能もある…そう自覚しているよ…だから怖いの。
 幻月ちゃんや夢月ちゃんのような命が一つしかない人と友達になるのが…」

チルノは拳を握り締めながら言う。

「…………そう、か………んじゃ、俺の弟子となれ。」

チルノが言うのを灰は目を瞑りながら聞き、そしてチルノに言う。

「……へ?」

「お前を弟子にして…その力を引き出し…
 その力を調整できるようにしてやると言ってるんだ。
 何だお前?力を調整できるようにしたくないのか?」

灰はチルノに聞く。


「そ、それは……できるようになりたいもん…」

チルノは言う。

「よし、そうと決まれば修行だ修行!!
 っと言いたいが…こちらもちょっと用事があるから明日からな。」

灰は言う。

「……うん。」

チルノは言う。

「じゃあ、帰るぞ…幻月。」

「……お兄しゃま…解りました。」

幻月は言い、灰と一緒に夢幻世界へ入った。






















「あ~何故だ?何故私が間違った事を…?」

夢幻世界で嘆きながら狂夜は言う。

「そりゃ、お前が余りにも酷いからだ。」

そう灰は言いながら空間を抉じ開けて現れる。

「か、灰様!?」

狂夜は驚く。

「んだよ、何時もの帰り方なのに驚くことは無いだろ…
 おい、幻月、お前も入って来い。」

灰は言い…幻月は現れる。

「………げ、幻月?」

狂夜は動揺し、言う。

「…………お父しゃま…私はチルノちゃんと友達のままでいたいし
 それにチルノちゃんは力が調整できるようにすると頑張るから
 お父しゃまの言う通りにはできない。」

幻月は言う。

「な…!?私は…そんなの…」

狂夜が言う瞬間、灰は…

「ハイスラァ!!」

そう言いながら狂夜を殴った。

「痛!!!何をするのですか灰様!?」

狂夜は痛みを抑えながら言う。

「…お前、少し落ち着きたまえ^^」

灰は冷静に狂夜に言う。

「は、はぁ?」

「…お前は少し反省するべき、そうするべき。
 人の気持ちを理解せずに自分の意見を言うのは悪いぞ。
 しかも幻月はまだ子供。お前のような考えには反対するに決まってる。
 その所為でお前、嫌われたんだぞ?」

「う…」

狂夜は図星を指されたのかのように言葉を言わない。

「……お前が心配してんのは解る。
 お前は幻月と夢月の親だからな…
 だけど、心配性すぎるわ…死ぬだとか幻月に言いやがって…
 そりゃ嫌われるわ。
 だから、お前はお前なりに優しくしてやれって…言っているんだ。
 今のままじゃ、いずれ、幻月か夢月が彼氏作ったと聞いたら
 お前、幻月の彼氏とか殺しに襲い掛かるだろ…!?」

灰は言う。

「………確かに、確かに私、心配性すぎましたね…
 悪かったですね、幻月…
 貴方の好きにすれば良いですよ。」

狂夜はそれに納得したのかそう幻月に謝り、言う。

「……………」

幻月は聞いている。

「ただし、条件があります。
 簡単な事です、絶対に怪我とか病気にはならずに帰ってくるのですよ?」

「……………うん!!」

そんな感じで幻月と狂夜は仲直りしましたとさ。














後、夢月は幻月の笑顔を見てなのか、狂夜を許したそうだ。
本編しないで番外編をやるとか…

この作者には御仕置きが必要なようだ…

御仕置き内容は検討中、次話にて、提案するかも。


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