「お父しゃま~!!」
ここは夢幻世界、紅魔灰の召使い、紅魔狂夜が作った世界。
「どうしましたか?幻月。」
狂夜は夢幻世界の管理をしているのを止めて、近寄る。
「遊ぼう!!」
幻月は無邪気な笑顔で言う。
「…夢月は?」
「夢月ね、お休みしてるの。」
「…お休み?」
「うん…今朝から元気ないの。」
「……………」
幻月の言葉を聴き、狂夜は幻月の記憶を読み取り…
「…悪いですね、幻月、今日は遊べません、私はちょっと夢月の部屋に行くので…」
「え?何で?どうして?」
幻月は疑問を持って言う。
「……そうですね…貴方も来なさい。」
「え、う、うん…」
狂夜は少し考えて、幻月に言い、一緒に夢月の部屋に行った。
「う…うう…」
夢月は唸る…
「お父しゃま…お姉しゃま…お兄しゃま…つらいよぉ…」
夢月は涙を流し、言う。
「お邪魔しますよ、夢月。」
狂夜はそう言いながら入る。
「お、お父しゃま…?」
「は、入るわよ…夢月。」
幻月も入ってくる。
「…お姉しゃま?お兄しゃまは?」
「…灰様は少々出かけております。ふむ…」
狂夜はそう言い、夢月の体を見る。
一応、悪魔なので病気になるなどあり得ないはず…
そう思い触れると冷たかった。
「……人間か妖怪に何かされました?」
狂夜は聞く。
狂夜は推測した、こんな状態になるのは人間か妖怪が何かをしない限りあり得ない。
そう思ったのだ。
「ち、違うよ……お姉しゃまも知ってるはず…。」
「え?」
夢月が言う事に幻月は驚く。
狂夜は幻月と夢月の記憶の存在を辿る…
「…氷精、チルノですか。ふむ、彼女ならできるでしょうね。
幻月、夢月、貴方達は彼女と関わるのを止めなさい。」
狂夜は納得し、忠告する。
「え?何で?何でお父しゃまがチルノちゃんを知ってるの?
後、何で関わっちゃいけないの?」
幻月は疑問を持ち言う。
「彼女は妖精にしては異常です。下手すると今の貴方たちが死ぬからです。
そんな者と関わろうとさせる親が何処にいますか?」
狂夜は言う。
「違うもん!!死なないもん!!私と夢月は強いもん!!」
反論する幻月…
「では、どうして夢月は体調を崩したのですか?」
「……………」
狂夜の質問に幻月は答えない。
「……それは弱いからです。貴方と夢月は生まれてまだ100年程度。
しかも実力はまだ弱小妖怪程度。氷精は時と場合により大妖怪ぐらいの実力となる。
氷精と今の貴方達には決定的な差がある。
なので、貴方と夢月は氷精と関わるべきではない。」
狂夜は言う。
「……お父しゃまの…」
「ん?」
「お父しゃまの馬鹿あああああああああ!!」
「こら、待ちなさ…」
幻月は泣きながら、夢幻世界を出た。
「……………はぁ、娘は反抗期ですか。」
狂夜は頭を抑えながら言う…
だが、中の心は違った。
何故嫌われた?私は正しいはずなのに…
何かいけない事を私は言ったのか?
そう狂夜は思っていた。
その時………夢月は話す。
「……お父しゃま、」
「はい?」
「……お父しゃまなんか、だい、嫌い。お姉しゃま泣かすなんて酷いよぉ…」
夢月は泣きながら言う。
「………………」
狂夜は夢月の言葉を聴いた時……
心が深く傷ついたようだ…
夢月、幻月に嫌われて…
「何故、何故…私は嫌われた…?正しい事を言ったはずなのに…」
そう言い、狂夜は気絶した。
幻月、夢月はチルノとは友達です。
その設定だと思ってくだしあ。
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