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番外編です。

灰は登場しません。
博麗の巫女編
番外編 むげちゅ・げんげちゅ 前編
「お父しゃま~!!」

ここは夢幻世界、紅魔灰の召使い、紅魔狂夜が作った世界。

「どうしましたか?幻月。」

狂夜は夢幻世界の管理をしているのを止めて、近寄る。

「遊ぼう!!」

幻月は無邪気な笑顔で言う。

「…夢月は?」

「夢月ね、お休みしてるの。」

「…お休み?」

「うん…今朝から元気ないの。」

「……………」

幻月の言葉を聴き、狂夜は幻月の記憶を読み取り…

「…悪いですね、幻月、今日は遊べません、私はちょっと夢月の部屋に行くので…」

「え?何で?どうして?」

幻月は疑問を持って言う。

「……そうですね…貴方も来なさい。」

「え、う、うん…」

狂夜は少し考えて、幻月に言い、一緒に夢月の部屋に行った。






















「う…うう…」

夢月は唸る…

「お父しゃま…お姉しゃま…お兄しゃま…つらいよぉ…」

夢月は涙を流し、言う。

「お邪魔しますよ、夢月。」

狂夜はそう言いながら入る。

「お、お父しゃま…?」

「は、入るわよ…夢月。」

幻月も入ってくる。

「…お姉しゃま?お兄しゃまは?」

「…灰様は少々出かけております。ふむ…」

狂夜はそう言い、夢月の体を見る。

一応、悪魔なので病気になるなどあり得ないはず…

そう思い触れると冷たかった。

「……人間か妖怪に何かされました?」

狂夜は聞く。

狂夜は推測した、こんな状態になるのは人間か妖怪が何かをしない限りあり得ない。

そう思ったのだ。

「ち、違うよ……お姉しゃまも知ってるはず…。」

「え?」

夢月が言う事に幻月は驚く。

狂夜は幻月と夢月の記憶の存在を辿る…

「…氷精、チルノですか。ふむ、彼女ならできるでしょうね。
 幻月、夢月、貴方達は彼女と関わるのを止めなさい。」

狂夜は納得し、忠告する。

「え?何で?何でお父しゃまがチルノちゃんを知ってるの?
 後、何で関わっちゃいけないの?」

幻月は疑問を持ち言う。

「彼女は妖精にしては異常です。下手すると今の貴方たちが死ぬからです。
 そんな者と関わろうとさせる親が何処にいますか?」

狂夜は言う。

「違うもん!!死なないもん!!私と夢月は強いもん!!」

反論する幻月…

「では、どうして夢月は体調を崩したのですか?」

「……………」

狂夜の質問に幻月は答えない。

「……それは弱いからです。貴方と夢月は生まれてまだ100年程度。
 しかも実力はまだ弱小妖怪程度。氷精は時と場合により大妖怪ぐらいの実力となる。
 氷精と今の貴方達には決定的な差がある。
 なので、貴方と夢月は氷精と関わるべきではない。」

狂夜は言う。

「……お父しゃまの…」

「ん?」

「お父しゃまの馬鹿あああああああああ!!」

「こら、待ちなさ…」

幻月は泣きながら、夢幻世界を出た。

「……………はぁ、娘は反抗期ですか。」

狂夜は頭を抑えながら言う…

だが、中の心は違った。

何故嫌われた?私は正しいはずなのに…

何かいけない事を私は言ったのか?

そう狂夜は思っていた。

その時………夢月は話す。

「……お父しゃま、」

「はい?」

「……お父しゃまなんか、だい、嫌い。お姉しゃま泣かすなんて酷いよぉ…」

夢月は泣きながら言う。

「………………」

狂夜は夢月の言葉を聴いた時……

心が深く傷ついたようだ…

夢月、幻月に嫌われて…

「何故、何故…私は嫌われた…?正しい事を言ったはずなのに…」

そう言い、狂夜は気絶した。
幻月、夢月はチルノとは友達です。

その設定だと思ってくだしあ。


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