「まとめて…相手だって?」
鬼神、神鬼夜叉が言う。
「ああ、そうだ。そっちのほうが楽しいだろう?」
灰は言い返す。
「…舐めているな?」
夜叉は言うが
「…違うよ、舐めてるんじゃない、可能だから言っているんだ。」
それに対し、萃香は言う。
「…………」
夜叉は沈黙する。
その時、雷と鬼の四天王の最後の一人が狂夜と灰に襲い掛かる
「舐めやがって…この魔天雷、貴様らを殺す!!」
「随分と面白そうな事を言うが…光夜姫を舐めるんじゃないよ!!」
そう言い、襲い掛かるが…
「一人は雷、もう一人は何だろうな…?」
灰はそう言い、素手で雷に、蹴りで姫を吹き飛ばす。
そして…
「今、死ぬか?」
そう言い、刀を持ち、雷に切り裂く。
「すぐ消えるか?」
今度は刀で突き
「それとも…どんな手段でも…生き延びたいか?」
最後は己の爪で八つ裂きにする。
「脆いな…もう、終わりか。」
灰は雷を引き裂きながら言う。
「…!!化け物、か!?」
姫は言い、閃光を出す
「む…?」
灰はそれを見ている。
閃光が消えた時、姫は灰の後ろにいた。
だが…
「俺の背後に…立つな!!」
灰は怒り、姫を掴み、叩き潰し…
「PKスターストームα!!」
灰はそう言い、星を落とす。
その一撃は美しく、そして残酷だった。
それらが姫に当たって爆発する。
「光を扱う程度の能力か…それでも脆すぎる。」
灰は言い、残ったのは夜叉と萃香と勇儀だけだった。
「さあ、次は貴様らだ…っと言いたいが…今度は狂夜だな。」
灰は言い…狂夜は萃香と勇儀の目の前に現れる。
「少し、私の運動に、付き合ってください。」
そう言い、狂夜は蹴りを勇儀と萃香に回し蹴りをする。
「付き合うどころが…倒してあげるよ!!」
萃香は言いながら、己の能力で自らを霧にし、避けて
勇儀はそれを受け止める。
「む…?それでも甘い。」
狂夜の姿が二人になり、隙がある所を攻撃した。
「な…!?」
勇儀は驚く
「…へぇ、あんたは能力を使うのか?」
それを萃香は分析する。
「ええ、だけど能力はあまり使いませんよ?
それに、灰様のようにふざけて戦うつもりはありません…」
そう言い、狂夜は萃香と勇儀に戦いをする。
「さて、と…残りは鬼神、お前だけか…」
「……お主、強いのか?」
夜叉は灰に聞く。
「さあ、な…だが…お前こそ、強いのか?」
そう灰は言い、夜叉の目の前で刀を振り下ろす。
夜叉はそれを受け止める。
「ほう…威力を展開して攻撃を最小限にしたか。」
灰は冷静に言う。
「ったく、萃香や勇儀が言う通り、化け物じゃないか…
能力を使用して最小限にして、これかい?」
夜叉の全身に血が流れる。
「……少しはやる、か。」
「ははは、これで少し…………化け物だねぇ!!」
夜叉は焦りながら、己の妖力を圧縮して拳で灰を殴る。
その一撃を灰はまともに喰らったが…痛い表情も苦笑いもしていない。
むしろ、弱すぎると見ている。
「何だ、人間の姿で枷をしているのに、この程度か…痛みは全然感じないな。
鬼には慈悲をしないで戦おうとしたら…この程度、か。」
灰は失望したような顔をして言う。
そして…
「終わりにするか…一発だ、一発で沈めてやろう、覚悟はできたか?」
灰は言いながら力を集める、圧倒的な何かを出すつもりだ。
夜叉は本能を感じたのか…
「させるかぁ!!」
そう言い、鬼神獄殺を放とうとするが…
「もう遅い。」
そう灰は言い…
「PKLOVEΩ!!」
そう言い、最強のPSIが発動する。
圧倒的な力が集まり…周りを消滅させる一撃が夜叉に襲い掛かる。
広範囲かつ、全てを消し飛ばす最強のPSIの一撃。
遠くで離れて見る者は…あまりの美しさに見とれる一撃だった。
「………ほう、まだ息があるか。」
灰は少し期待を込めた言い方をする。
「ハァ…ハァ…ば、化け物…が……!」
夜叉は死に掛けの状態で灰を睨む。
「……まあ、健闘賞だ。」
灰は言いながら
「ライフアップγ」
夜叉の体を一気に傷を再生させて完治させる。
「!!」
夜叉は驚く。
「ああ、もうちょっと楽しめそうと思ったが…やっぱ強い奴っていないのか?」
灰は言いながら…
「まあ、次に出会った時、強くなっててくれ。さて、宴会の準備するか。」
そう言い灰は姿を消した。
夜叉は…
「ああ、まさかこんな所に圧倒的な強者がいるとはね…化け物みたいに強いけど。」
そう言いながら、歩いた。
その頃…
「……む、灰様、もう終わらせたのですか?」
狂夜は言うと…
「何?あいつ、もう夜叉を倒したの?」
萃香が狂夜に聞く。
「どうやらそうらしいですね、私は貴方方二人に苦戦していますからね…
主に貴方の能力に。」
狂夜は萃香に言う。
狂夜は苦戦しているのだ。
萃香は霧になって姿を隠れて勇儀が攻撃、更に隙があれば萃香も攻撃。
それで狂夜は防戦をしているのだ。
「あんたは灰より弱いねぇ。」
勇儀に狂夜は言われる。
「………………仕方ない、ちょっと外道な方法ですがお許しを…」
狂夜はそう言い、戦ってる場所の世界を…変える。
「「!!」」
萃香と勇儀は驚く
世界が変えられているからだ。
「……ちょっと反則ですが、まあ、良いですよね。」
狂夜は平然と言う。
「何だい…これは…!?」
勇儀は狂夜に聞く。
「私が今作っている夢幻世界、まあ、作ったばかりですが…
十分、戦闘に使えるでしょう、さて…貴方達の負の感情はどれくらいですかねぇ?」
狂夜は笑いながら言う。
「!!」
そして…勇儀と萃香は苦しい表情をする。
「あ、あんた…何を…した…!?」
萃香は狂夜を睨み言う。
「何って…ちょっと貴方方の負の感情を増やしただけですよ。
増やしたのは…己の嘆き、苦しみ、痛みなどですね…」
狂夜は笑いながら答える。
「ひ、卑怯だ…ぞ…!!」
勇儀は狂夜に言う。
「卑怯?その程度で、卑怯、ですか…まあ、勝てれば良いんですよ…勝てれば…
そして、これで…終わりです。」
狂夜は言いながら…勇儀と萃香の負の感情から…槍を作りだす。
そして、槍を二人に刺す。
「卑怯…者が…」
萃香は言い、倒れる。
「………幻覚、だね?」
だが勇儀は平気だった。
傷一つ付いていなかった。
「あ、バレました?あれ嘘だったの。」
狂夜は平然と言う。
「最初は卑怯だと思ったけど…喰らった時に何かおかしいと感じてね。
だけど何で萃香は倒れたんだい?」
勇儀はそれに対し聞く。
「ふむ…倒れたのは…まあ、灰様の憎悪とかの感情が多かったので
それを無くす攻撃だったので…それで恐らく倒れたのかと…」
狂夜は推測し、答える。
「…憎悪が多かったから倒れた…ねぇ。
私は憎悪よりも強者に出会えて喜んでたし…」
勇儀はその事で己の思った事を言う。
「さて、萃香さんを運びますか…」
「あんた、襲わないだろうねぇ?」
狂夜が運ぼうと言うと勇儀は疑う。
「いやいや、私にそんな趣味は無いので。」
そう言いながら、二人は萃香を運びながら歩いた。
灰は戦いを楽しむ為、まともにやりません。
萃香と勇儀戦では慈悲とか言い、大半はふざけつつ戦っていたという感じ
夜叉戦はふざけていないで枷をつけて戦うっという感じです。
ふざけて戦うのとふざけないで戦うのは遥かに差があると思ってください。
狂夜はどんな手段でも勝てますが厄介だと判断した場合、能力を使用します。
そんな戦い方だと思ってください。
そしてまたまた良い終わり方では無いと思った。
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