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灰さん空気。
幻想郷編
鬼神 後編




「…む、そろそろ、行くか。」

灰はにとり達と遊んで数十分後に言う。

「ん?どうしたの灰?」

文は聞く。

「………文、急用ができた、椛たちに言っといてくれ。」

灰は言う。

「……?まあ、良いわ、椛たちに言っておくわ。
 だけど…」


「だけど?」

灰は文のその次の言葉を聞く。

「嘘を吐かずに…早めに…帰ってきなさいよ!!」

文は大きな声で言う。

「…ああ!!」

そう言い、灰は姿を消す、瞬間移動で。

「あ~あ、灰、行っちゃった。もうちょっと遊びたかったのに…」

文は言いながら、椛達に灰が急用で行った事を言いに行った。



























神鬼夜叉と射命丸天の戦いが始まって数時間経った。


夜叉は拳を使った攻撃、天は風を身に纏い、己の身体能力でヒットアンドアウェイの攻撃。


どちらも能力を使用しないで戦う。

純粋な戦い。

「中々やる…四天王より強いねぇ。」

「…貴様もな、ここまでやるとは…夫と初めての夫婦喧嘩以来だよ!!」

天と夜叉は笑いながら戦う。

「はぁ!!」

天は風を使い、夜叉の後ろにいき…

風の速さの蹴りで攻撃する。

しかし…

「甘いね!!」

夜叉は蹴りを避けて、拳で攻撃する。

「ッ!!」

天は攻撃を喰らうが…それでも攻撃をする。

風の刃を即席で作り、夜叉に当てる。

「へぇ…」

夜叉は少し驚き、掠りながら避ける。。

「危ない、危ない…一撃がこれ程とはさすが鬼神…!!」

「いや、こちらもかなり危なかった…天魔と名乗るだけある。」

天と夜叉はお互い睨みながら言う。

「「…………………」」

そしてお互い黙る…

そしてそれから少しも動かない。

隙が無いのだ、お互いに…

動いたらやられる。

まさにその状況なのだ…

そして…数十秒経った時…

「ハア!!」

先に動いたのは天だ。

己の妖力を開放し、山全体を震えさせる。

その妖力に夜叉は驚きつつ、

「ハアアアアアアア!!」

こちらも妖力を開放する。

双方、どちらも互角の妖力の状態だった。

「幻想風神魔!!」

圧倒的な強風の速さの往復を夜叉の辺りにする

その速さにより、莫大な風が生まれる。

一人で台風を作っているのだ、しかも特大のを…

そしてその風を纏い…夜叉に突撃をする。

圧倒的な強風を纏いし、その姿はまさに天魔と名乗るのに等しい姿だった。

その姿に関心し、鬼神は…

「鬼神獄殺!!」

なんと、正面から破った。

一撃目のせいけんづきで莫大な速さの突撃に対抗するがそれでも力が足らない。

だが二撃目のせいけんづきで力が対等になり…

三撃目の回し蹴りで天を吹き飛ばす。

一見、普通の攻撃に見えるが…違う。

一撃目はまず、色々なものを吹き飛ばす一撃で

二撃目はそれらを打ち砕く一撃、

三撃目はそれらを塵をも残さん程の煉獄の炎を纏った蹴りである。

とてつもない一撃だ。

射命丸天は風を纏っていた為、受けた攻撃は最小限だが疲れた表情をする。

「まさか…私の風を力と…能力だけで……力を操る程度の能力か?」

天は傷だらけの姿で言う。

「ん~少し、はずれかな?私の能力は…圧縮と展開を操る程度の能力だよ。」

「…圧縮と展開…?」

天は知らない言葉を言う。

「まず、色々なものを吹き飛ばす攻撃やそれらを打ち砕くのが簡単な能力だよ。
 風は少し厄介だったからね、圧縮で抑えて展開で打ち消した。」

「…だから二撃で…!!」

天は把握し、言う。

「かなり、強かったよ、能力まで使わせるなんて…だけど、これで終わり。」

そう言い、手刀で止めをしようとした時…

天が夜叉の目の前から消えた。

「!!」

夜叉は驚く。

「あ~あ…疾風の奴、何をしてるんだよ…普通、助けるべきだろ?」

「……妻の戦いには手を出さぬ主義でな、例え死んだとしても、だ。」

灰と疾風は話している。

天を持ちながら。


「…後悔しても知らないぜ?ほらよ。」

灰は天を疾風に渡す。

「後悔はしない…が、ありがたい。」

疾風は言う。


「……何者だ?」

夜叉は舌打ちしながら言う。

「!!あ、あいつは…!!」

「間違いない…!!紅魔灰!!」

さっきまで見てた鬼の四天王、萃香と勇儀は言う。

「あん?何処がで見た事あるって思ったら伊吹萃香と星熊勇儀…後は知らんな。」

灰は言う。

「…萃香、勇儀、そいつがあんた達を倒した奴かい?」

鬼の四天王の萃香と勇儀以外の二人のうち一人は言う。

「………そうだよ。だけど、雷、気をつけなよ。」

萃香はその事を言う。

「ふぅん!あんたが気をつけろなんて言うなんて!どれぐらいの…実力かな!?」

鬼の四天王の雷と呼ばれる少女は灰の上に雷を落とす。

「私の能力は雷を操る程度の能力!!それぐらい喰らっても平気だよね!?」

そう言うが…

「遅すぎて話にならん。」

灰は一瞬で雷を操る鬼の四天王に近づき…切り裂いた。

「「!!」」

鬼の四天王の一人と夜叉は驚く。

「…つまらんな、実力が低すぎる、萃香と勇儀のほうが強いのか?」

灰は疑問を持ちながら言う。

「まあ、どうでも良い、おい、立てるだろ?八つ裂きにしてないから解ってるぞ。」

灰は言うと…

「ふ、ふざけやがって…!!」

雷は灰を睨む。

「………つまらんな、鬼神と四天王、まとめて全員…相手にしてやるよ。
 狂夜、お前も来い、隠れて世界創造するんじゃねぇ。」

灰は言うと…

「申し訳ありません、そろそろ完成すると思ってたので…つい。」

灰の召使い、紅魔狂夜は言いながら現れる。

「別に怒ってない…だが、お前も参加しろ。」

「ひどい主人です…!!」

そう言い、究極の二人組みは狂気を含んだ顔で笑いながら…

















「「さあ!!最高のショーだ(です)!!」」









鬼の四天王、鬼神との戦いが始まった。
灰と狂夜の究極主従コンビで戦う…

一度、やってみたかった。

ただ、それだけ…それだけに鬼達は犠牲となったのだ…!!


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