灰が空気になるかもしれない話。
何、気にすることはない。
妖怪の山 頂上
映姫と小町と出会ってから2ヵ月後…
「…鬼神?何それ?美味しいの?」
灰は言う。
「鬼神を美味しいとか言うな!!1ヵ月後、この山に来るんだぞ!!」
射命丸文の母親、射命丸天は言う。
ここ、妖怪の山の頂上で二人は話す。
「え?だってさ…鬼の四天王の伊吹萃香と星熊勇儀って奴らとは戦ったけど…
それほど強くもないし…鬼神もまさかそれぐらいで終わりそうな気が…」
「……お前、鬼の四天王の伊吹萃香と星熊勇儀の二人を平然と倒したのか…?」
天は灰に聞く。
「ああ?少し付き合っただけだな、あいつらと互角程度の強さで。」
そういや、戦った時、慈悲(笑)でやってたなぁ…
面倒だから枷を外してやったが弱すぎだったな、獣の姿の1%すら出してないのにやられたし。
今はどれくらいの強さかな?そう思ってたら
「…………お前、化け物だな。」
天は言う。
「え?まあ、そうかもしれないな…」
「あ、それで思い出した。
よく文と一緒に修行をしているみたいだが、
文は夜、泣きながら私の所に来るからな、
『灰に攻撃してもかすり傷すらつかないよ~私って弱いの?』ってな!!
思い出すと鼻血が…ああ、文、可愛いよ~!!」
天は文の事を思い出し、鼻血を出す。
「………枷、大妖怪程度になるように。」
そう言い、灰は部屋を出た。
そして翌日
灰は文と椛とにとりとはたては一緒に川で頂上を見ていた。
灰は天に暇ができたら、鬼神と戦う、そう言って文達と一緒に川へ行ったのだ。
「……暇、だな~」
「暇、ですね。」
「暇だね~」
「暇よ。」
「暇。」
五人は頂上を見ながら言う。
「む~何時になったら始まるの~?お母さんとその鬼神って奴の~」
文は言う。
「暇だから、遊ぼうぜ?」
「賛成~!!」
「え!?み、見ないの!?」
「そ、そうですよ!!見ないと…」
「そ、そうよ!!お母さんの戦いよ!!灰は見ないの!?」
にとりは賛成するがはたてと文と椛は反対する。
「え?興味ない。なんなら…狂夜~」
灰は狂夜を呼ぶ。
「……狂夜~!!」
そう言い、ひよこを引っ張る。
だが、反応しない。
「……あいつ、夢幻世界とかいうのを作ってるのか?
最近、そういう事言ってたし…だが、起こす。」
そう言い、灰は狂夜を叩き起こした。
ひよこである己の一部を思いっきり殴って。
「グハァ!!い、痛いですよ灰様!!
人型で力を弱めたとしても神を容易く殺す力なんですよ!?」
狂夜は直ぐに人型になって腹を押さえた。
「大丈夫だ、大妖怪が本気で殺す時の力程度だから。」
「程度って…」
灰が笑顔で言うのに対し狂夜は呆れる。
「ところで、何のようですか?」
「……山の頂上で鬼神と天の戦いがある、お前、見てこい。」
「…見て、どうするのですか?」
狂夜は疑問を持ち言う。
「俺の頭の中でお前の記憶の戦いを見る。」
灰は狂夜の疑問に答える。
「つまり、私は…」
「俺の目の代わり。」
「……解りました。」
狂夜はそう言い、空を飛んで行った。
「か、灰!?アレ何!?アレ何!?」
にとりは灰に聞く。
「あれ?俺の式神だと思えば良いぜ。」
「し、式神って…」
椛は言う。
「さて、狂夜が戦闘の様子を見に行くから遊ぼうぜ。
あ、安心しろよ?後で灰が戦闘をお前らの頭の中で見させるから。」
灰はそう言い
「え!?や、やったー!!」
「そ、それなら遊ぶぐらいは…」
にとりと椛は喜びながら言う。
「…文、」
「…何よ?」
「灰さんって化け物に見えてきた。」
「私も…」
はたてと文はそう会話をしていた。
だが、直ぐに遊びに加わった。
~ここから先は…射命丸天の話だよ!!~
「…来た、か。」
射命丸天は自分の夫、射命丸疾風に言う。
「そう、だな…灰が本当に文と遊びに行ってて嬉しいぜ…!!」
疾風は天に言う。
その時…
「ここの山の大将は…男のあんたかい?」
そう言い、2本の角…例えるならモンハンのディアブロスのような
たくましく、巨大な2つの角を持った鬼が言う。
その後ろには鬼の四天王がいる。
「………私だ、鬼神よ。そいつは私の夫だ。」
「へぇ、女なのに強いじゃないか、夫より強いなんて…」
鬼神は言う。
「別に、どうでも良い事だろう?鬼神、それ程の軍勢をもって
ここまで来たが…貴様の望みは何だ?」
天は鬼神に問う。
「そりゃ…私の望みは…強い奴だ!!」
鬼神はそう言い、拳を射命丸天に向かって殴りかかる。
「遅い!!」
天は風を使い、鬼神を吹き飛ばし、そして蹴る。
鬼神は地面に当たった。
「やはり、強いねぇ…!!!あんた、名前は?」
鬼神は笑いながら聞く。
「天狗の長、天魔の射命丸天だ。」
「私の名前は…神鬼、神鬼夜叉…推して参る!!」
そう言い、鬼神と天魔の戦いは始まった。
あ~あ、後半は灰が空気になるかも…
汚い忍者みたいなオリキャラ、どうしよう…
出したいのに…オリキャラの種族が思い浮かばない!!
なので、種族と能力、アンケートにします。
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