VSゆかりん
その後の話はたぶん灰の人間の頃だよ。
妖忌「……まさか、まさか…幽々子様…」
西行寺の家で、紙を震えながら持っている妖忌…
妖忌「……どうして?どうしてですか……?」
妖忌は涙を流してた。
自分は昔、幽々子の能力の所為で殺されかけた…
だが、それでも幽々子に従った。
妖忌にとって幽々子はとても大切である主人なのだから。
妖忌「幽々子様……」
そう言い、妖忌は走った。
灰「……」
灰は非常に厄介だ…っと思っていた。
…九尾と紫、二人は何故、幽々子が死んだのかの理由を知らない。
第3者が見れば、灰は幽々子を殺した…理由もなしで、だ。
紫「……喰らいなさい!!」
紫はスキマと言う空間を使用しながら灰に攻撃をする…
だが、灰はそれを何処かで見たことがあるように避ける。
狂夜「(どうします灰様?説得をしますか?)」
そう、狂夜は灰に言う。
灰「………いや、良い。」
紫「…ッ!!藍!!」
「はい!!」
藍と言われる九尾が灰を引き裂こうと襲う…が
灰はそれを平然と避ける。
灰「………」
紫「なんで…なんで攻撃が当たらないの…!?」
灰「見たことあるんでね、そういうの。」
紫「…クッ!!」
紫は言いながら、スキマを開き…
紫「飛行虫ネスト!!」
幾つかのスキマから死角からの弾幕で灰を狙う…
だが…
灰「本当に…似過ぎだな、攻撃…」
そう言い、灰は…
獣らしく、全て消し飛ばした。
もし、この世界を作った創造神がここに来たら言う事は
……勝てる気がしないと言うだろう。
それぐらいの力を感じるのだから。
紫「……また、じゃあ…」
灰「今度は俺からだ。」
そう言い、灰は紫を貫くように爪で引き裂こうとする。
それを紫は受け流し、その隙に攻撃をする。
だが…
灰「何時までそっち見てる?」
そう灰が言い…口から…砲撃をした。
その砲撃は空間、時間、概念、何もかも消し飛ばすほどの威力が込められていた。
紫はそれをギリギリ避ける。
だが、それは灰にとってだ。
紫「ハァ…ハァ……」
灰にとってはギリギリだが紫にとっては当たっているのだ…
全身が傷だらけだ…
灰「まだ立てるのか…?」
紫「当たり前…よ…!!」
灰「…………」
紫「幽々子を殺した…貴方を殺すまで…!!絶対に…!!」
灰「…復讐なんてつまらないのにな。」
紫「黙りなさい…!!」
灰「本当、知り合いに良く似るわ…大切なものを失う恐怖を持ってるし。
しかもあいつと同じ能力だし…」
紫「…………」
灰「まあ、そんな事はどうでも良いや…」
灰は笑うように言い…そして
灰「………幽々子を殺したのは確かに俺だ…憎みたければ憎めばいい…!!
だがな…!!復讐をしたって何も変わらねぇ…!!変わらないんだよ…!!」
灰はそう言い…
灰「……じゃあな、また会った時、まだ俺を憎んでるなら戦ってやる。」
灰はそう言い、去ろうとした時…
妖忌「お待ちください…!!」
灰「妖忌か…俺が憎いか?」
妖忌「いえ…それよりもお聞きしたい事が…」
灰「何だ…?」
妖忌「幽々子様、幽々子様はあなたにどんな顔で逝きましたか…?」
灰「…とんでもない程の笑顔で逝ったぜ…!!」
灰は目を瞑りながら言った。
妖忌「そうですか…!!」
灰「ナズーリンと毘天は何処にいる?」
妖忌「西行寺の門の前です。」
灰「そうか…妖忌」
妖忌「何でしょうか?」
灰「本当に、悪かった。」
妖忌「………いえ。」
灰「じゃあ、俺は行くわ…」
灰は歩きながら去っていった。
紫「……………幽々子…」
紫は泣きながら、幽々子の亡骸を触る。
紫「どうして…どうして死ぬのに笑って逝けるの?何でよ…【あいつ】と同じみたいに…!!」
妖忌「……紫様。」
紫「何…?」
妖忌「……幽々子様が書いた遺書です。」
紫「……………!!」
紫は妖忌から幽々子の遺書を受け取り、読んだ。
紫「………幽々子」
妖忌「…紫様!?何を…!?」
紫「貴方は怒るかもしれないけど…私は…!!私は…!!
あの時みたいに…!!失いたくないのよおおおおおおおおお!!」
そう言い…紫はとある事をした。
灰「ハァ…」
灰は落ち込みながら西行寺の門へ来た。
ナズーリン「あ、ご主人様、何か急用だったのですか?
私は手伝おうと来たのですけど解らなくて…!!」
毘天「あ…私もです…!!」
灰「……悪いが、一人にしてくれ。」
ナズーリン「ご主人様?」
毘天「…何故ですか?」
灰「………」
灰は無言で消えた。
毘天「え!?消えた!?」
ナズーリン「!!ご主人!?」
灰「…………ここで、良いか。」
灰はとある山の洞窟に来ていた。
狂夜「灰様?まさか…?」
灰「…………そのまさかだ。寝る…」
狂夜「それは何故…!?」
灰「…………俺はもう、疲れたぜ。何もかも…な。
俺は色んな奴を傷つけちまった…!
やっぱり俺は独りが良いと思ってな。」
狂夜「そう、ですか。では、お休みなさい。」
灰「ああ…」
そう灰は言い、眠った。
叢雲編 終?
…シリアスなんて嫌だねぇっと言うよりもシリアスじゃないけど
それよりもそろそろPV50万に…ユニークは35000…!!
さて、頑張るか。
あ、IFストーリーを書く予定なのですがやってほしいのってありますか?
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