西行寺の家から帰った後、数ヶ月後
「ご主人様、ご主人様、起きてください。」
灰「ん~後、もうちょっと~」
狂夜「ZZZ……」
「狂夜様も寝ないで起きてくださ~い!!」
灰「うう…五月蝿いな…誰だよ?」
灰がそう言い、起きると…
「あ、おはようございますご主人様。」
灰「…………………………誰?」
目の前に女の子がいた。
「あ、覚えていないのですか?私ですよ、ナズーリンです。」
灰「…………は?ナズーリン?え?何で人間の姿に?」
ナズーリン「え?私が…人間の姿?」
灰「ああ、ほれ。」
灰は鏡を持ち、ナズーリンに見せた。
ナズーリン「……………本当だ。」
灰「おい、起きろ狂夜、朝だぞ…それに今日は客が来るんじゃないのか?」
狂夜「…そうでしたね。私が毘沙門天様が来るんでしたっけ?」
そう狂夜は言いながら起きる。
灰「ああ…確かスサノオから、何か眠ろうとしたら急に現れてな…」
狂夜「…それで何か?」
灰「毘沙門天という神様が俺の所へ研修させてほしいだってさ。」
狂夜「はぁ……何故灰様の所へ?」
狂夜は灰に聞く。
灰「なんでも、俺以外に頼れる奴がいないからだそうだ。
龍神に頼んでみたらしいが…
龍神『えwwwwwwちょwwwwまwwwwwてwwwwwww
報酬wwwwwwwwwはwwwww可愛い女の子wwwwww100人ねwwww
あwwwwwwばwwwばwwwあwwwwはwwいwwwらwwwなwwwいwww』
【訳 え、ちょ、待って!報酬は可愛い女の子100人ね!!あ、婆はいらない。】
っと言ったそうで強い奴なのに頼りたくないからってそうだ。」
狂夜「…それって、神様としてどうなんでしょうかね?」
灰「さあ、な…」
そう会話してると…
ナズーリン「ご主人様、今日のご飯は何にしますか?」
ナズーリンが食べたい料理を聞いてきた。
灰「………牛の丸焼き。」
狂夜「あ、私はお茶を頼みます。」
ナズーリン「あ、はい。」
ナズーリンは料理を作り、食事をしていた。
灰「お、この肉、何か調理したか?」
ナズーリン「えっと、確か胡椒を牛に掛けました。」
狂夜「む、このお茶もかなり上手ですよナズーリンさん。」
ナズーリン「いえ、狂夜さん程では…あ、ちょっとお茶を汲みに行きますね。」
ナズーリンがお茶を汲みに行った時
扉が開く音がした。
妖忌「お邪魔する。」
幽々子「お邪魔するわ…」
灰「おお、妖忌と幽々子じゃねぇか。」
幽々子「あ、灰…こ、こんにちは…」
妖忌「………灰殿。」
灰「ん?」
妖忌「お主の剣術…確か叢雲と言ったか、
その剣術を用いて、私と稽古をしてもらいたいのだが…」
灰「あ~今日は悪いな、お客さんが来るから…狂夜、少し妖忌に反射神経を鍛えてくれ。」
狂夜「解りました。では、妖忌さん、行きましょうか。」
妖忌「…お主か、確か以前は手も足も出なかったな…今度こそ、修行の成果を…!!」
そう言い、二人は外に出た。
幽々子「あらあら~妖忌ったら元気ね~」
灰「…幽々子も初対面の時より遥かに良いぜ。
今は能力の制御はどうだ?少しは良くなったろ?」
幽々子「え、あ、そ、そ、そうかな…?」
灰「そうだよ、それに昔の幽々子は何もかも嫌になってたような表情だったぜ?」
幽々子「ふふ……そう、ね。」
幽々子は灰に向けて笑顔を見せる。
灰「おっと、そろそろ来たのかな?幽々子、今日はここまでだ。じゃあ、明日。」
幽々子「ええ、明日ね…」
そう言い、幽々子は去った。
そしてすぐに扉がまた開いた。
「あ、あの…こ、ここが紅魔灰様の所ですか!?」
灰「…あ~うん、まあ、そうだな。待ってたぜ、毘沙門天さん?」
毘沙門天「え、あ、はい。そ、それとその名前は神様としての名前です。
本名は毘天です。」
灰「俺は紅魔灰、まあ、俗に言う旅人だな。」
毘天「た、旅人ですか!?」
灰「まぁ…今はちょっとここに滞在しているがな。
お前さんには…」
ナズーリン「ご主人様…お茶の葉がありません。探しに行っても…」
毘天「………………可愛い!!」
ナズーリン「へ?」
そう言い、毘天はナズーリンに抱きついてきた。
毘天「あ~鼠の妖怪、可愛いよ~!!」
ナズーリン「え、ちょ!!く、くすぐったい!!」
灰「………」
灰は無言で毘天に殴る、もの凄い軽く。
だが…
バギン!!
凄く痛そうな音だ…
毘天「いったぁ~!!」
灰「少しは落ち着いたらどうだ?」
灰は毘天に言う。
毘天「あ、す、すみません…つい、可愛いのを見るとつい…」
ナズーリンは毘天から避けて、灰の背中に隠れる。
灰「…ナズーリン、仮にもこれから一緒に住む奴だ。
そんな態度はひどいと思うぞ?」
ナズーリン「ご、ご主人が言うなら、それで…」
毘天「あ~こんな可愛い子、私が研修終わったら使いにした~い!!」
灰「…………別に良いぞ。」
毘天「…え?」
灰「だから、お前が研修終わったら、ナズーリンを使いにしても良いぞ。」
ナズーリン「ご、ご主人様?こ、こんな奴の使いに私がなるのですか!?」
灰「駄目か?」
ナズーリン「いや、駄目というよりも…私の生活がこの神に潰されるのは…」
灰「ああ、それは安心しろ。使いというのは実質あれだ、必要な時しかやらないから。
そうだろ?毘天よ?」
毘天「え…あ、はい。使いというのは必要な時にしか使わないのが普通ですから…」
灰「それにさ、生きていくためには強くなったほうが良いだろ?」
ナズーリン「…ご主人様、少しお約束を。」
灰「ん?俺が勝手に決めたからそれぐらいは良いぜ。」
ナズーリン「では、甘えて…ご主人様と旅がしたいです。
ご主人様と多くの土地を周りたいです。」
灰「……ああ。」
毘天「え~と、じゃあ…ここでしばらくお世話になります。
毘沙門天の毘天です!!よろしくお願いします!!」
ちょっと、こうしないと命蓮寺編が…
おかしくなって死ぬ(作者が伏線回収で)になってしまうので…
よし、ナズにフラグが立ったのかな?
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