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え?タイトル?天狗ですとも…

意味が解らない?すぐ解りますよ。
日本放浪編
天狗
「…遅い、遅すぎる…」

赤く、禍々しい尻尾と翼を持った紅魔灰は待つ…

灰は待っていた、狂夜が何時になったら帰ってくるんだと…

「もう食料が無くなる…!!」

灰は人間にとって1年分あるほどの食べ物を1ヶ月で食べてしまった。

「はやく来て~はやく来て~…おい、鼠…出て来い。」

灰は言うと…

「チュウ…」

鼠が現れた。とても小さい鼠が…

「何だ?腹減ってるのか?」

灰は様子を見ながら聞く

「チュウ。」

鼠は「そう」だと答える。

「ふむ……じゃあ、俺の狩りに着いてくるか?」

灰は地味に思ったのか提案をする。

「チュ!チュッチュ!!」

行きたい行きたいと鼠は言う。

「よし!!じゃあ、行くか!!」

そう灰は言い鼠と一緒に山へ登った。
























「ふぅ~山登りって大変だなぁ…」

「チュゥ…」

灰と鼠は疲れてた…山に入って1時間、食べ物が見つからないのだ。

「困ったなぁ…早く見つけないと…」

灰はそう思ってたらいきなり…

「侵入者と鼠、今すぐ立ち去りなさい!!」

灰はその声を聞き、声がする方向へ向くと

小さい鴉天狗の子供がいた。

「………何だ?餓鬼?」

灰はため息をし、聞く。

「が、餓鬼ですって!?こ、この侵入者…」

鴉天狗の子供は言う。

「チュ、チュウ…」

鼠は落ち着いて!!っと言うしぐさをする。

「侵入者?ああ、それは済まなかった。お前達の縄張りだったか。
 悪いが食料を分けてもらえないか?」

灰は謝罪と同時に食料を要求した。

「はあ!?何であんたに食料を分けないといけないのよ!?」

鴉天狗の女の子は文句を言う。

「…………頼むぜ…じゃないとお前を喰うかも?見た目美味しそうだし…
 焼き鳥にして喰うわ。」

「【え!?】」

鴉天狗の女の子は灰の発言に驚く。

「お前、殺して焼き鳥にする。」

灰はそう言い…殺気を込めようとし…

「え!?ちょ…わ、私喰っても美味しくなんか…」

鴉天狗の女の子は震えながら言う…

「ぬ!?」

だが灰は鴉天狗を直にやめた…

「え?」

「…………何だよ?出てこいよ、戦う気はないが殺気弱すぎ、逃げ腰だぞ?」

灰が言うと

「黙れ!!貴様が食い殺す前に文を助け、貴様を殺す!!」

そう言い、出てきたのは…鴉天狗の女の子とそっくりな翼を持つ男だった。

どう見ても女の子の父親だと灰は思った。

「…お、お父さん!」

そう言い、小さい鴉天狗の女の子、文はあの鴉天狗に近づく。

「大丈夫か文?こいつに何かされてないか?」

「え、あ、うん…だけどこいつ、腹が空いてるって…」

2人は言うのに

「なあ?ここら辺に美味しい魚獲れる場所知らないか?」

灰は口出しをすると…

「侵入者に答える必要はない!!」

黙れといわれた。

「…そういやさ、ここら辺の地域、妖怪、人間、神…食われてるの知ってる?」

灰はその話題を止め、別の話題を言う。

「………知ってるが、そいつの詳細は知らない、全員食われてるしな…」

「そいつが俺って言ったら?」

灰はふざけながら言う。

「…そうだとしても、貴様に答える気はない。」

鴉天狗は言う。

「あ、そぅ…んじゃ…
 お前さんの周りにいる雑魚妖怪、俺の食料にしても良いよな?」



灰はそう言い、一瞬にして妖怪を文と言われる鴉天狗の周りに妖怪を集め…

それらを血の海にさせた。


「よし、これぐらいが妥当かな?」

「なっ…!!」

灰がそんな事を言うと2人は驚く。

「え?な、何が起こったの?」

「ん?そりゃ…ここを縄張りとしてない妖怪を殺しただけだが?」

文は灰に聞くのに対し、灰は答える。

「は?あんた何を言ってい…」

「……む、良く見ると確かにこの山を縄張りとする妖怪じゃないな。」

文は文句を言うが、もう1人の鴉天狗は殺された妖怪を見て、言う。

「だろ?気配で解るんだよ。この山を縄張りにする妖怪じゃないかはな。
 あ、鼠とお前らも喰うか?」

灰は説明をし、妖怪の肉を鼠と文たちに聞く。

「チュウ!!」

鼠は喜んで妖怪の肉を食べる。


「……いらん。」

そう鴉天狗の男は言うが…







グゥ~~~~~~~~~~~







「………………」

灰は笑った顔で無言で見る。


「お父さん、食べましょう?この侵入者、悪くない奴みたいだし…」

「あ、ああ…」

そんな感じで2人は食べる事を意思表明した。






























灰達は食べていた。妖怪の肉を焼いたり、煮たりしながら


「……本当に妖怪、人間、神を最近喰らった者か?」

「あ?そうだが…」

灰は鴉天狗の男の問いに答える。

「…その姿、ここで修行をした鬼の四天王の一人がよく言ってたな。
 あいつに勝つために私は強くなると……」

「ふ~ん…鬼の四天王、ね。そいつの名前は?」

「確か…伊吹萃香だったな…私も修行の相手として選ばれたが結構苦戦したよ。
 それなのに、まだあいつには勝てないとか言ってもう、旅をしてしまったがね。」

「…あの時の鬼、か。」

そういや、あの鬼か?今頃強くなったのか?っと灰は思った。

「ん?あの時の鬼?」

様子を心配してか鴉天狗の男は聞く。

「まあ、気にする事じゃない。それよりも自己紹介しようぜ。
 俺の名は紅魔灰だ。」

灰はそのように答え、自己紹介をする。

「私の名前は射命丸疾風だ。そして娘は射命丸文だ。」

「ふ、ふん!!侵入者が名前を知る事は光栄だと思いなさい!!」

そう二人は自己紹介をした。






















日本放浪編 天狗編 始
っと今回は射命丸文のいる山へ放浪…

フラグなんか立たないよ!!

そう思っても構わない。


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