「さあ!!好きなものをどんどん食べてくれ!!」
そう、若い男は言う。
「は、はぁ…」
ルーミアは困ってた。実に…
その理由は…?
妹紅の父、藤原不比等がルーミアを知り、ご飯を食べさせていた。
何故か海外の事について知りたいようだ。
「いや~あなたは海を越えた先の大陸から来てたのは知っていますが
まさかこんなに綺麗な美人だとは!!是非私とけっこ…ムグゥ!!」
不比等が言おうとした直前、妹紅は不比等の溝を殴る。
「父様、何を言うんですか、輝夜姫の5つの難題、まだできていないのに
他の人に結婚を申し込むんですか?それにルーミアさんは父様と
結婚する気ありませんよ?」
妹紅は不比等に言う。
「そ、そうだったな…そうだ、ルーミアさん、」
「ん?何かしら?」
ルーミアは不比等が聞きたいことがあるらしいと思い、ルーミアは聞く。
「蓬莱の玉の枝…という物、知っていますかな?」
不比等は言う。
「……」
確か、灰が言ってたわね。
輝夜姫は持っているのよね、蓬莱の玉の枝。
だけど灰は昔、蓬莱の玉の枝をもう一つ持ってるとか言ってたけど…
話によると、灰は寝てたときに知らないけどあったとか…
何故、輝夜しか持ってないのにもう一つあるんだろうな?
っとか言ってたけど…
そんな事をルーミアは思っていた。
「知っているのなら、その在り処を教えてもらいたいんだが…」
「「………」」
不比等は真剣な顔で言い、妹紅とルーミアは黙って聞く。
「知らない…わね。もう一人、連れがいるけどそいつなら知ってるかもしれないわ。」
そして、ルーミアは不比等に嘘を言った。
「そう、ですか…ありがとうございます。」
「いいえ、こちらこそあなたの為にならなくて申し訳ないわ。」
「…では、私は寝ます。ルーミアさんも今日はここでお泊りを…」
そう不比等は言い、自分の寝室へ行く。
そして少し沈黙になっていると…
「…………ルーミアさん。」
「何かしら?」
「嘘……ですよね?蓬莱の玉の枝の事を知らないって…」
妹紅はルーミアが言った事を嘘だと指摘する。
「嘘…ね、その根拠は何かしら?」
「ルーミアさんが蓬莱の玉の枝を聞いたとき、少しだけ黙ってました。」
妹紅はそう言うと…
「…まあ、良いわ。確かにあれは嘘よ。
蓬莱の玉の枝は灰が持ってるわ。」
ルーミアは嘘を言った事を認める
「………そう、ですか。」
妹紅は少し、気が沈んだような表情をする。
「あら?あなたのお父さんの結婚は嫌じゃなかったの?」
ルーミアは少し驚き、妹紅に聞く。
「いえ、聞いてみただけです。」
「そう…」
その頃、灰は……
「俺の怒りは有頂天!!」
っとか言って狩りをしている。
主に、食用の妖怪、動物、神を…食べるために。
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
叫びながら灰は一方的な狩りを始めた。
あれから、私と妹紅はよく、輝夜の所へ遊びに行ったりした。
ふざけたり、遊んだり、一緒に運動をしたり…
色々と楽しんだ…
灰はあれから手紙しか送ってこないけど今日、帰ってくるみたいだ。
だけど…その日は輝夜が月へ帰る日なのだ。
だから私と妹紅はその日、一緒に同行した。
「させぬ!!輝夜姫を月へ帰らせぬ!!」
「父様……」
そう言い、武装した不比等がいる。
また、天皇、他の貴族、兵士など多くの者がいる。
「………無理、ね。あの程度の兵力だったら月の兵器で全滅よ。」
輝夜は兵士達を見て、ため息をし、言う。
「…そんなに強いのかしら?月は?」
「ええ…」
ルーミアが聞くのに対し、輝夜はそのように答える。
「…それで、あなたはどうするの?」
「…何が?」
「見たところ、月には帰りたくないみたいじゃない。」
「ええ、帰りたくないわ、あんな所…」
「そう……」
こんな会話が続くなか…
「来たぞ!!全軍!!弓を!!」
そう言う指揮官らしき人間が言ったら…
その瞬間、手足が捥げた。
「あ、ああ………」
指揮官は倒れる。
そして次々と兵士も倒れる。
不比等はかろうじて意識があるが動けない。
「今の…霊力の塊ね。」
私は指摘をする。
「ええ、そうよ。月の民が作った霊力を弾にする銃よ。」
輝夜は兵器だと解り、言う。
「へぇ…面白いものがあるのね。」
そう、興味を持っていたら…
「ん…?あれは!!」
輝夜の様子が変わる。
「どうしたの?」
「永琳!!」
「永琳?誰よ?」
そのように言った輝夜に私は聞く。
「私の知り合いよ!!彼女なら…」
輝夜が言うと…
「見つけましたよ…姫様。」
「さあ、姫様、月へ帰りますよ。」
永琳は見つけたと言う、一方、月の兵士は帰ろうと言う。
そして続々とやってくる兵士達、数は合計100人ぐらい。
「…………嫌よ。」
「姫様…」
輝夜は拒否をし、永琳は少し、心配そうに言う。
「…姫様、それは駄目です。諦めてください。」
月の兵士はそのように言う。
「私は…この地上で色々な人と接した…
地上の人々は私にとても親切にしてくれた。
今までのように月で暮らすなんてのは嫌よ!!」
輝夜は決意を表し、言う。
「どうやら、あなたは穢れすぎたようだ。……捕まえるぞ。」
そう言うと月の兵士は武器を構えた。
「全軍!!う…」
そう言いかけたとき、弓が放たれ、月の兵士に刺さった。
永琳が矢を放ったのだ。
「ごめんなさい、あなた達はここで死んでもらうわ。」
永琳の目は狩人の目をして、言う。
「や、八意様、あなたは裏切るのですか!!」
月の兵士の1人は言う。
「ええ、裏切るわ…あなた達を…」
永琳は言うと…
「クッ…あなたも姫も穢れの影響で…」
「撃て!!そしてこの二人をつか…」
そのように兵士達が言った時…兵士の半分が闇に包まれた…
そして闇が消えると同時に血の雨が降った。
「ふぅ…久しぶりの人間の血ね。ご馳走様。」
私は見るのに嫌気が差し、月の兵士を食べる。
「なっ…!!」
「妖怪!?」
永琳と月の兵士が言うと…
「平気よ永琳!!そいつは味方よ!!」
輝夜は永琳に私を味方だと言う。
「クッ…こうなったら…」
月の兵士は武器を取り出す。
その武器はどうみてもスターウォー○のあれです。
ありがとうございました。
「喰らえ!!」
月の兵士がルーミアに向かって剣を振った。
「ッ!!」
それをルーミアが闇の剣で受け止め鍔競り合いをする。
そして月の兵士が銃を持ち、ルーミア、永琳、輝夜に向けて撃つ
輝夜、永琳はそれを避けるがルーミアは鍔競り合いの最中なので
傷が出来る。
「クッ!!」
その隙を月の兵士が剣を
「死ね!!妖怪!!」
振り下ろそうとした瞬間…
ルーミアは己を闇にし、姿を消した。
「な!?」
兵士は動揺する。気配も何もかも消えたのだ。
そして…後ろを見た時、いきなり背後にルーミアが現れる。
「頂きま~す!!」
ルーミアはそう言い、兵士を食いちぎった。
「凄い…!!」
「これなら…私達は…!!」
永琳と輝夜は感嘆する…
そして次々と月の兵士は倒れていく。
だが…月の兵士は数人の残った。
それらで輝夜を銃で狙い…撃った。
ドン!!
輝夜は撃たれたと思った。
永琳やルーミアも当たったかと思ったが…
藤原不比等が庇っていた。
「ッ!!大丈夫!?不比等!!」
輝夜は心配そうに言う。
「わ、私の事よりも…姫様、大丈夫でしたか…?」
不比等は輝夜に言う。
「永琳!!直に彼に治療を!!」
輝夜は永琳に言うが…
「………無理、ね。致命傷よ。」
永琳は無理だと言う。
不比等の傷は深い、心臓がもうすぐ停止してしまうほどの傷だった。
「そんな…!!」
輝夜はショックを受けている時…
「ふん…愚かな地上人が…庇わなければ死ななかったのにな。
おい、早くこいつらを連れてくぞ!!全員!!構え!!」
そして月の兵士は言い、数人で銃を構え
「ッ!!永琳!!輝夜!!下がれ!!」
一斉に放った。
ズドドドドドドドド!!
ルーミアは輝夜達を庇った。
ルーミアは血だらけになり、手と足の皮が裂け、片膝が地面に座る。
「…ゲハッ…!!ゴホゴホ…!!」
ルーミアは血を吐く。
「こいつもこいつで妖怪の癖に我等、月の民に刃向かうとは…
まあ、良い、こいつは首を刎ねてやる…!!」
そう月の兵士が言った時…
何かが現れる…
「あらあら、ご主人様に言われてルーミアさんや妹紅さんを探していたら…」
「まさかこんな事になるとは…ね?忙しいったらありゃしない。」
その姿は黄色い服を着て、まるで鷹のような翼を持ち
目は狂っているような目をした…そんな者が現れた。
「何だ?何者だ貴様?地上人か?妖怪か?」
月の兵士は聞く。
「ああ、いきなり現れたのは失礼でしたね。直に事を済ましたら
帰るので安心してください。」
そう、その者は言う。
「ならば今すぐやってから去れ!!」
そのように月の兵士は怒鳴る
「解りました…一応、名前を名乗っておきましょう。
私の名前は…紅魔狂夜。
趣味は寝ること、主人を起こす事、それスイッチを押すこと
そして私は…
究極の獣と言われる紅魔灰様の部下です。
主の命により、
あなた達の魂と存在、全てを殺します。」
その者の目は怒りと狂気だけしか込められてなかった。
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