ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
ん?タイトルに霧さんが現れたような?

ま、良いか。

では始めます。
日本放浪編
こんな竹取物語、普通じゃ考えられない…!!
「はぁ…」

妹紅の家にいる灰は言った。

「…夜になってもあいつら帰ってこない…いい加減、飯をくれ…」

そう言い、意識が薄れていった…


「せめておにぎりはもらえばよかった…」

そんな愚痴を言いながら、灰は倒れた。


















「さて、色々準備した?」

「は、はい。」

妹紅とルーミアは輝夜姫に会うため、色んな準備をしてた。

まず、自分達の姿がばれないように曲者みたいな怪しい服装をした。

「さて、行くわよ?」

そう言い、二人は輝夜姫の所へと向かった。
























ああ、暇。

何もかも暇、あの時からずっと暇。

月に移住したときからずっとずっと…

戯れや楽しむ事の欲求などは穢れを作る原因だとか言い

規制をしたり…

それに嫌気がさし、私は…

そんな事を思ったとき、突然、何かが降りた。

「ふぅ…ばれずにここまで着いたわね。」

「ま、まさか空へ飛んでたのに陰陽師に気づかれないなんて…」

そんな事を言う二人組みが居た。

一人は知っている。

一人は私に結婚を申し込んだ貴族の娘、藤原妹紅だ。

だが、もう一人は知らない。

何者だ?見たところ妖怪のようだが…

「あら?あなたが輝夜姫?灰が言ってたより随分と可愛いじゃない。」

「!!」

今、何と言ったこの女は?

灰?まさか妖怪を一度絶滅させたあの灰か?

月では最狂最強たる存在だと言われる灰を何故知っている?

輝夜姫はそう思った。

「…………灰を知ってるのかしら?」

輝夜姫はルーミアに聞く。

「え?」

妹紅は驚くがルーミアは驚かない。

「あら?それよりも自己紹介をしなさい、私はルーミアよ。」

ルーミアが言う。

「蓬莱山、蓬莱山輝夜よ。」

そう、輝夜は言う。

「ところで、何故灰を知ってるのかしら?」

輝夜は聞くのに対し…

「ああ、それなら灰が月について話してたわ。」

ルーミアは平然と答える。

「え?あ、あのルーミアさん?」

「ん?何かしら?」

「灰さんって輝夜姫の事知ってたんですか?」

妹紅は何故、灰が輝夜姫の事を知ってるのかルーミアに聞いた。

「それは本人に聞いて欲しいわね。」

ルーミアはそれに答えると…輝夜は

「か、灰が都に来ているの…?」

輝夜は震えながら言った。

恐怖を表している表情で

「あ、あの?輝夜姫?何で震えてるんですか?」

妹紅は心配そうに聞く。

「そ、そりゃ震えるわよ…妖怪を一度絶滅させた奴よ?
 しかも灰は月では死んだとかなんだとかで安心してたのよ…?」

「それにしても、普通に動揺してるだけね。何かあの馬鹿に関係でも?」

輝夜が震えながら言うのをルーミアが質問する。

「………知り合いにそいつと遊んでた奴がいるのよ。
 その知り合いには懐いてたけど…」

輝夜はそう言い、思い出を語る。






















昔、輝夜が依姫と遊びに行ったとき、

「輝夜様!!あれが灰さんです!!いつも私と遊んでくれるんです!!」

綿月依姫がそう言うと聞こえたのか灰は起きた。

「ん…?何だ…依姫?」

灰は言うと

「あ、灰さん!!こんにちは!!」

依姫は挨拶をする。

「ああ、それよりも…こいつは?」

灰はそう言い、灰は輝夜の方へ向く。

「へぇ、こんな獣があの子と…私は蓬莱山輝夜よ。
 この都のお姫様よ?お 姫 様 ?」

輝夜はドヤ顔でそう言うと灰は…

「(ああ、ああいう奴…よくあいつに似てるな…)」

灰は自分がきゅうきょくキマイラになる前を思い出していた。

あいつはこの輝夜みたいに調子にのる所もあれば

涙目になる所もあったなぁ…

輝夜はああいうタイプかもな…

そう思い出してたら

「ちょっと?聞いてる?それとも頭が悪いから
 もう一度言ってもらいたいのかしら?」

「(うぜぇ…)」

輝夜がそんな態度で言うのを灰は心の中でうざいと思っている。

「あ、平気です。灰さんは知能は永琳師匠と同じくらいありますから」

依姫はそう言う。

同じじゃない、同じじゃないぞ。

きゅうきょくキマイラの知能が異常すぎなだけだ。

だから永琳より知能は高くない。

ん…?待てよ、この前、知ってる知識を全て言うとかそんな遊びで

永琳に勝ったような……気のせいだな、うん。

灰はそう思っていると…

「信用できないわ。」

輝夜は言う。

そりゃそうだ。

「だから、もう一度このお ば か さ …」

灰はその事を聞く前に輝夜を殴った。






ドッコン!!


その音が聞こえる前に輝夜は吹っ飛んだ。























「~で、あの後、私は全治100年(脳死レベル)とも言えるほどの大怪我したのよ…!!
 まあ、知り合いが頭良いからすぐに治ったけどね。」

輝夜は震えながら言った。

「は、はあ…」

妹紅は呆れているのか驚いているのか全く解らない表情で言う。

「それって自業自得よね?」

ルーミアが輝夜の言った事を指摘する。

「う、五月蝿いわね!!そんな事あって以来!!私は灰の事が…」

輝夜は何故かトラウマというのがあるのに頬を染めながら言う…

「(何だ?好きか?好きかとでも言うのか?)」

ルーミアはそう思ったが…

「逆らえないんですね!!」

「「はぁ!?」」

妹紅が言ったとき、輝夜とルーミアは驚いた。

「灰さんって凄いんですね!!輝夜姫にさえ従わせるなんて!!」

妹紅は目をキラキラしながら言った。

「も、妹紅?輝夜姫はそんな事を言ってないと思うわ…」

「そ、そうよ!!私はそんな事を言ったつもりは…!!」

輝夜とルーミアは必死にそう言う…だが

「よし!!灰さんに輝夜姫の事、聞いてみよう!!」

そう言い、妹紅は走っていった。

「………ああ、私の姫としての威厳が…」

輝夜は涙目になっている。

「…ごめんなさいね、輝夜姫。妹紅には言っておくから…ね?」

「ええ…すまないわね。」

そんな会話をし、ルーミアは妹紅の後を追った。


























「灰さん!!ちょっと頼みたい事が…」

妹紅は自分の家へ早く帰宅し、灰がいる部屋へ入ったが


「探さないでください。決してお腹が空いたわけじゃないよ? PS 1年間いないかも。」


そう書かれた紙しか置いていなかった。


それを見た妹紅は涙を流し、土下座をしていた。

そしてルーミアが帰ってきたら

妹紅の涙を止めるのに忙しかった所為で輝夜の誤解が解けませんでしたとさ。
………輝夜ぇ…

誤解されてしまった輝夜さん。

さて、次で竹取物語終わるのかな?


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。